キミ・ライコネン、僚友ジョビナッツィと接触「責任は僕にある」ステアリング操作に気を取られ…
F1ポルトガルGP決勝1周目にチームメイトの車体後部に突っ込んでリタイヤを喫したアルファロメオのキミ・ライコネンは、事故の責任は全面的に自身にあると反省の弁を口にした。
ライコネンは2周目へと向かうホームストレートでアントニオ・ジョビナッツィのリアに接触。フロントウィングが脱落して大量のデブリが飛び散った事から、回収のためにセーフティーカーが導入された。
フロントウイングはC41のフロント下部に食い込んでしまいライコネンはリタイヤ。幸いにもジョビナッツィはレースを継続した。
経験豊富なグリッド最年長のベテランドライバーは頭を掻きながら「完全に僕のせいだ」と悔やんだ。
「(ステアリング上の)ボタンを操作しなきゃならなかったんだけど最初に間違えてしまい、その後、正しいかどうか確認していたら彼に突っ込んでしまった」
「幸いにも彼のタイヤを壊すことはなかったが、理想とは程遠い結果だった」
12位でフィニッシュしたジョビナッツィは「ほんの少し接触しただけだった。キミと話をしなきゃならないけど、問題なかったし僕の方は少し運が良かった」と述べ、話題を早々にセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソとのバトルに切り替えた。
昨年と比べて大きくパフォーマンスレベルを向上させたアルファロメオC41だが、3戦を終えての獲得ポイントはウィリアムズ、ハースと並びゼロのままで、コンストラクター・ランキング8位に留まっている。
5月2日(日)にアルガルベ・サーキットで行われた2021年F1第3戦ポルトガルグランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が逆転の通算97勝目を上げた。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはポールシッターのバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。
次戦スペインGPは1週間後の5月9日にカタロニア・サーキットで決勝レースが行われる。