フェルスタッペン、最速連取も「改善が必要」と緩みなし…マクラーレンではなく依然メルセデスを警戒
プレシーズンテストでベンチマークを刻んだマックス・フェルスタッペンは、最有力候補としてバーレーン・インターナショナル・サーキットに戻ってくると、金曜初日セッションで共に全体をリード。FP1ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)、FP2ではランド・ノリス(マクラーレン)を2番手に抑える驚異的なペースを知らしめた。
完璧とは言えないまでも、絶対的ライバルのメルセデスはプレシーズンテストで抱えたリアの問題点を幾らか解消しているように見える。ただ、昨年のチャンピオンマシンをベースとするW12を駆る2人のドライバーは3・5番手と、ミッドフィールダーに先行を許した。
対照的に、念願のメルセデス製パワーユニットを手にしたマクラーレンはFP1でも3番手を刻むなど、特にノリスが仕上がりの良さを感じさせている。
今やマクラーレンがレッドブルにとっての最大の脅威になっているのでは?と問われたフェルスタッペンは「僕はそうは思わない。最強のメルセデスエンジンを積むメルセデスが最大のライバルだ」と答えた。
初日ながらも全体ファステストを支配したフェルスタッペンだが「まだ改善すべき点がある」と気の緩みはない。明日以降はコンディションの変化が予想されており、決勝では最高気温38度、風速50km/hという予報が出ている。
最速連発も「まだ改善すべき点がある」
マックス・フェルスタッペンFP2: 1位, FP1: 1位
テストに引き続き今日もいい1日だった。暑さと風の影響でラップを通して完璧なバランスを見つけるのは難しかったけど、全体的にはポジティブな1日だった。
明日に向けてはタイヤやバランスの調整などまだ改善すべき点がある。それに風が更に強まるはずだから、誰にとっても厳しい状況になるはずだ。
週末のスタートとしては上々だけど明日は今日とは違った1日になる。ここぞという予選で良い仕事をする事が重要だ。
初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)を0.095秒差で退けた。3番手には0.235秒遅れでルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
F1バーレーングランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月27日(土)21時から、公式予選は同24時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。