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F1、2021年のフリー走行時間を25%削減…週末に許される練習が計3時間に
2021年シーズンのF1では、初日金曜2回のフリー走行が各々、従来の90分間から60分間へと短縮される。これによりドライバーとチームが予選までに可能な練習時間は4時間から3時間へと25%削減される事になる。
国際自動車連盟(FIA)は2020年11月23日に2021年シーズンのフォーミュラ1スポーティング・レギュレーションを改定した。プラクティスに関する内容は同規約の第32条1項にて定められている。
これによると、土曜フリー走行(FP3)に関しては従来通り60分間のままだが、金曜フリー走行(FP1とFP2)は各々90分間から60分間へと短縮される。なお、FP1とFP2との間には少なくとも2時間半のインターバルを設けなくてはならない。
昨季は特例的に、イモラで開催されたエミリア・ロマーニャGPでフリー走行が1回のみに限定されたが、今回の規約改定はすべてのグランプリを対象とするものだ。
2021年のF1カレンダーは史上最多となる全23戦が予定されており、昨年のエミリア・ロマーニャGPのように再び2デイ制が導入される可能性もある。プラクティスの回数削減や時間短縮は財政面を含めたチーム側の負担を抑えることになり連戦の助けとなる。
準備のための練習時間が長ければ長いほどマシンの純粋なポテンシャルが結果に表れやすくなるため、今回の改定によって週末は多少なりともエキサイティングなものになるだろう。また、赤旗による中断の影響は大きくなる。