フェルスタッペン、メルセデスの牙城ヤス・マリーナで圧勝「完璧な形でシーズンを締め括れた!」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、12月13日(日)に行われたF1第17戦アブダビGP決勝を終えて「完璧な形でシーズンを締め括れた!」と満足感を示し、困難なシーズンを通して懸命にハードワークを続けたチーム、そしてホンダF1のメンバー達への感謝の言葉を口にした。
1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジンが導入された2014年以降、ヤス・マリーナ・サーキットはメルセデスがポールと勝利を独占し続けてきた”牙城”であったが、フェルスタッペンは12日の公式予選で今季初のポールポジションを獲得すると、決勝では一度たりともメルセデスを寄せ付けない力強い走りを披露。大部分をクルージングでこなす余裕のドライブで今季2勝目を上げた。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | PTS |
---|---|---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン | レッドブル | 55 | 1:36:28.645 | 25 |
2 | ボッタス | メルセデス | 55 | +15.976s | 18 |
3 | ハミルトン | メルセデス | 55 | +18.415s | 15 |
17戦中5回、3レースに1度はリタイヤを強いられた事が大きく響き、タイトルはおろか、ドライバーズランキング2位すら手に出来なかったものの、今季のフェルスタッペンは完走レースの全てでポイントを稼ぎ、1レースを除いて必ず表彰台に上がるパフォーマンスを残した。
完璧な形でシーズンを締め括れた!
マックス・フェルスタッペン決勝: 1位, グリッド: 1番手
週末に入る前はこれほどの成果を期待していなかったから、この2日間は本当に楽しかった。ポールポジションが獲れただけでも嬉しいのに、完勝というチームにとって完璧な形でシーズンを締め括るできたからね。
上手くタイヤをマネージメントする事ができ、マシンバランスも良かったからドライブしていて本当に楽しかった。
今日は厳しい戦いになると予想していたけど、全てをコントロール出来たと思うし、プレッシャーを感じる場面は一度もなかった。ホントいい気分だよ。
こういう形でシーズンを終える事ができて当然、満足しているし、勢いそのままに競争力を以て来シーズンをスタート出来たらって思ってる。チャンピオンシップ制覇を目指して戦いたいと思っているけど、そのためには開幕の時点から真っ当な速さが必要だからね。
チーム、そしてホンダの皆が、一年を通じて本当に懸命に仕事に取り組み、マシンを改善させてくれた。これはオフシーズンに向けて本当に励みになる事だ。今夜はみんなでお祝いしたい。
2020年 戦歴
出走 | 17回 |
---|---|
優勝 | 2回 |
ポールポジション | 1回 |
フロントロー | 5回 |
ファステストラップ | 3回 |
表彰台 | 11回 |
入賞 | 12回 |
Q3進出 | 17回 |
決勝最高位 | 1位 |
ベストグリッド | 1番手 |
DNF | 5回 |
ランキング | 3位 |
ポイント | 214点 |
12月13日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた2020年F1最終第17戦アブダビ・グランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季2勝、通算10勝目を上げて優勝した。2位はバルテリ・ボッタス、3位表彰台にはルイス・ハミルトンが滑り込んだ。
F1サーカスはこれより束の間のオフを迎える。2021年シーズンは12月15日(火)のポストシーズンテストと、年明け後のプレシーズンテストを経て、3月21日のオーストリアGPで開幕を迎える。