ファン・パブロ・モントーヤ、3冠なるか? マクラーレンSPから2021年インディ500に参戦
インディカー・シリーズに参戦するアロー・マクラーレンSPは12月9日(木)、2021年のインディアナポリス500マイルレースでファン・パブロ・モントーヤを起用する事を発表した。
45歳のコロンビア人ドライバーは来年5月、フルタイムドライバーのパトリシオ・オワードとフェリックス・ローゼンクビストをチームメイトとして3台目のマクラーレンSPシボレーを駆り、6位フィニッシュした2017年以来、4年ぶりに伝統の500マイルレースに挑戦する。
「アロー・マクラーレンSPからインディ500に参加できる事になり胸が高まっている」とモントーヤ。
「マクラーレンとはF1時代からの関係で素晴らしい歴史を作り上げてきた間柄だ。来年のインディ500で更に良い思い出を作る事を楽しみにしている」
モントーヤはキミ・ライコネンのチームメイトとして2005年と2006年のF1にマクラーレンから参戦し3勝を挙げた。インディ500での戦歴としてはチップ・ガナッシから参戦した2000年と、ペンスキーから参戦した2015年の2回で優勝を飾っており、今回3冠目を目指す事になる。
モントーヤは佐藤琢磨が優勝を飾った2017年大会以降、スポーツカーレースに主戦場を移しており、2019年にはアキュラ・チーム・ペンスキーの一員としてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のシリーズチャンピオンに輝いた。
マクラーレンSPは2020年のインディ500でも3台目のマシンを走らせており、世界3大レース全制覇を狙うフェルナンド・アロンソにステアリングを握らせている。ただし2度のF1ワールドチャンピオンはルノーでF1復帰を果たすため、少なくとも2021年のインディ500に参戦する事はない。