ミック・シューマッハ、地元ドイツ開催のF1アイフェルGPにアルファロメオから参加「万全の準備を整えたい」
アルファロメオ・レーシング(Alfa Romeo Racing)は9月29日(火)、独ニュルブルクリンクで10月9日~11日に開催されるF1アイフェルGPのフリー走行1で、7度の皇帝ミハエル・シューマッハの実子、ミックを起用すると発表した。
今季FIA-F2選手権で現在ドライバーズランキング首位を走るミック・シューマッハは、母国ドイツの地でアントニオ・ジョビナッツィに代わってアルファロメオC39のステアリングを握り、F1公式セッションデビューを果たす。
「フリー走行を走るチャンスを得られて本当に嬉しい」とミック・シューマッハ。
「F1での初めて週末が母国観衆の集うニュルブルクリンクだなんて本当にスペシャルだ。バーレーンでのテストドライブから1年半を経て、再びF1の空気を味わう機会を与えてくれたアルファロメオとフェラーリ・ドライバー・アカデミーに感謝したい」
「チームのために最高の仕事ができるように、そして週末に向けて貴重なデータを得られるように、これから10日間を掛けてしっかり準備していきたい」
世界で最も名の知られるF1ドライバーを父に持つ21歳のドイツ人ドライバーは、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員としてジュニアカテゴリーでキャリアを重ねてきた。ソチ・オートドロームで行われた先週末のフューチャーレースでは、今月初めのモンツァに続く勝利を上げ、カラム・アイロットや角田裕毅を抑えて選手権を大きくリードしている。
アルファロメオのチーム代表であり、ザウバー・モータースポーツAGの最高経営責任者を務めるフレデリック・バスールは「最近の成績が示すように、フィーダーシリーズで活躍を続けるミックが素晴らしい才能の持ち主の一人であることは疑いない。彼が速いドライバーである事は明らかだが、それだけではなく一貫性があり成熟している。昨年のテストでは彼の仕事に対する姿勢に感銘を受けた。ニュルブルクリンクで再び彼と働くことを楽しみにしている」との談話を発表した。
F1第11戦アイフェルGPは、10月9日(金)日本時間18時からのフリー走行1で幕を開ける。