ウィリアムズ、F1イタリアGPの練習走行でロイ・ニッサニーを起用
ウィリアムズのテストドライバーを務めるロイ・ニッサニーは、9月4日~6日にモンツァ・サーキットで開催されるF1イタリアGPのフリー走行1で、レギュラードライバーのジョージ・ラッセルのマシンを借り、今季2度目の公式セッションに臨む。
ロイ・ニッサニーは、カタロニア・サーキットで行われた今季のF1スペインGPフリー走行1で公式セッションデビューを果たし、レギュラードライバーを務めるニコラス・ラティフィの0.3秒落ちの自己ベストを残した。
ヨーロッパF3選手権やフォーミュラ・ルノー3.5シリーズなどを経て、今年はFIA-F2選手権での2シーズン目に挑戦。レッドブル・リングとスパ・フランコルシャンではポイント獲得し、現在ドライバーズランキング17位につけている。
前戦スパのリバースグリッドレースでは、ポールポジションからスタートするも、ウィリアムズのドライバーアカデミーに所属し開発ドライバーを務めているダン・ティクタムと衝突。リタイヤに終わった。
「モンツァは伝説的なサーキットで、シングルシーターにステップアップしてから初めて優勝した場所だから僕のお気に入りのひとつなんだ」とロイ・ニッサニー。
「感傷に浸ることは間違いないだろうけど、いつものようにロボットモードに切り替えて、チームのために仕事を終えることに集中したい。前回の経験があるから、今回は少し自信をもった上でマシンに乗り込む事ができる。もちろん、スパに続いて今週もファクトリーのシミュレーターで準備を進めるつもりだ」
車両パフォーマンス責任者デイブ・ロブソンは「ロイのバルセロナでの仕事ぶりは素晴らしかった。今回も、ジョージがFP2を担当する前のエンジニアリングプランにおいて、重要な役割を果たしてくれる事だろう。リアウイングのパフォーマンス作業に集中的に取り組みつつ、いくつかの開発アイテムにも目を向ける予定だ」と付け加えた。