イスラエル出身のレーシングドライバーであるロイ・ニッサニー
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ウィリアムズ、F1スペインGPのFP1でロイ・ニッサニーを起用

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ウィリアムズは8月14日(金)に行われるF1第6戦スペインGPの1回目のフリー走行で、レギュラードライバーのジョージ・ラッセルに代えて公式テストドライバーのロイ・ニッサニーにFW43のステアリングを託す。

今季第2弾となるトリプルヘッダーの最終戦は、8月14日~16日にプレシーズンテストの舞台でもあるカタロニア・サーキットで開催される。

車両パフォーマンス部門を率いるデイブ・ロブソンはバルセロナでのイベントに先立って、昨年末のアブダビテストにウィリアムズから参加し、今季よりグローブのチームのテストドライバーに就任した25歳のイスラエル人ドライバーを走らせる事を明らかにした。

「今シーズン2度目のトリプルヘッダーを終えるべく、我々はバルセロナに戻ってきた」とデイブ・ロブソン。

「冬のテストは2月だったが、8月となると異なる展望が待っている事だろう。ピレリは最も硬いレンジのコンパウンドを持ち込む。2週間前のシルバーストンもそうであったが、夏の暑いコンディションにおけるタイヤの理解を深める事が最優先事項だ」

「ロイ・ニッサニーはFP1でジョージのマシンをドライブする。我々は昨年末のアブダビをロイと共に過ごした。彼はすぐさまスピードを上げ、金曜日に予定している重要なテスト計画に貢献してくれる事だろう。我々はFW43の開発を必死に進めている。馴染み深いバルセロナは、より高いダウンフォースのセットアップを探求する機会になる」

ロイ・ニッサニーは、FIAヨーロッパF3選手権やフォーミュラ・ルノー3.5シリーズなどを経て、2018年にカンポス・レーシングからFIA-F2選手権に参戦。今季もトライデントからF2に参戦している。父親は、かつてミナルディでF1テストドライバーを務めた事もあるチャノック・ニッサニーで、今週末のFW43にはロイ・ニッサニーを支援する「Israel Start-Up」のロゴが掲載される。

ウィリアムズは5戦を終えて、ジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィ共にノーポイントに終わっており、1点を獲得してコンストラクター9位につけるハースと、2点で8位につけるアルファロメオ・レーシングを追う立場にある。

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