レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨、2020年第104回インディ500 2日目
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インディ500︰佐藤琢磨、2日目は2番手「凄く充実した一日」レースペースに手応え

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レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨(30号車 パナソニック/PeopleReady Honda)は、8月13日(木)に行われたインディ500の2回目のプラクティスで225.693 mph(時速363.218km)を記録し、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)に続く2番手につけた。

決勝を見据えたセットアップ作業に取り組むべく、この日佐藤琢磨はトラフィックの中で周回を重ね、トータル122周を走り込んだ。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとしては、グレアム・レイホールとスペンサー・ピゴットと合わせて計306周を走破。大量のデータを収集した。

2.5マイルオーバルのインディアナポリス・モーター・スピードウェイを200周する事で争われるレースにおいては、後方乱気流やスリップストリームによるドラッグの谷が発生する集団内走行での好ペースが求められる。佐藤琢磨は既にマシンのレースペースに手応えを得ているようだ。

「かなり充実した一日になったと思いますし本当に満足です」と佐藤琢磨。

「スコアボードは明らかに良かったですしね。1位とか2位に入れる時は何時だって気分が良いものです。大きな意味があるわけではありませんが、クルマが上手くアドヒジョンを得ていた事の表れだと思います」

「大きなトウが得られれば、新品タイヤを履いて前走車についていく事ができます。トウなしの状況においては純粋なスピードという点で遅れていますが、トウありでのスピードにはかなり満足しています」

「今年はトラフィックの中での走行が難しいですね。エアロスクリーンの登場によってエアロ効率が悪化しているため、オーバーテイクが非常に難しいです」

「イベントを良い形でスタートさせる事ができていますし、全体的にとても良い一日だったと思います」

チームメイトのグレアム・レイホールは、左リアタイヤにバイブレーションを抱え、この日は19番手に留まっているが、佐藤琢磨同様にロングランでのクルマの仕上がりに満足しているようで「本当に良い感じ。僕らには競争力があるように見える」と語っている。

8月14日(金)のプラクティス3=”ファストフライデー”では、土日に行われる予選に向けてターボチャージャーのブーストが引き上げられ、約50馬力の追加パワーの使用が可能となる。2日目までとは異なり、全車が予選用のセットアップに取り組む事になる。セッションは現地午前11時から午後5時30分まで行われる。