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ルノーF1、レーシングポイント「RP20」の合法性巡り3度目の抗議 / F1イギリスGP
ルノーF1チームはF1第4戦イギリスGP決勝レースを終えて、レーシング・ポイントF1チームの今季型マシン「RP20」の合法性を巡り、国際自動車連盟(FIA)に対して正式な抗議を申し立てた。
ルノーは既に第2戦シュタイヤーマルクGPおよび第3戦ハンガリーGPのレース後にも、RP20のブレーキダクトに照準を絞って抗議を申し立てており、これで3度目となる。抗議はいずれも申し立て時点に対する将来のレースに適用されないためイベント毎に行う必要がある。
スチュワードはレース後、ルノーからレーシングポイントF1チームの18号車に使用されているブレーキダクトに関して、FIA F1競技規約第2.1条と第3.2条、並びに付録6への違反の疑いについて抗議を受理したと発表。ルノーが今回提出した証拠は「イギリスGP固有のもの」であったとしながらも、抗議の形式と内容は以前と同様であったと説明した。
2日のレースではニコ・ヒュルケンベルグがエンジントラブルによる出走できなかったため、抗議は9位入賞したランス・ストロールの18号車のみを対象としている。
レーシングポイント自身はレギュレーションを遵守していると主張しているが、「RP20」は2019年のチャンピオンシップを制したメルセデス「W10」と多くの類似点を有しており、合法性を巡る論争に巻き込まれている。