2017年のホンダ製F1パワーユニット「RA617H」の一部
Courtesy Of Honda

ホンダF1、ガスリー車のPUコンポーネント4基を交換 / ハンガリーGP決勝

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国際自動車連盟(FIA)は、7月19日の第3戦F1ハンガリーGP決勝レースを前に、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが4つのパワーユニットコンポーネントの交換を行った事を公表した。

ホンダは土曜の予選でのパワーユニットトラブルを受け、ガスリーが駆る10号車に今シーズン2基目となるICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-HMGU-Kを投入した。

金曜初日の時点でホンダは既に、ガスリーに対して今季2基目となるCE(コントロールエレクトロニクス)の封を切っていたため、再び新しいCEが開封される事になればグリッド降格ペナルティが科される事態となったわけだが、幸いにもハンガロリンクでの降格は避けられた。

ガスリーは土曜の公式予選で今季2度目のQ3進出を果たしたものの、セッションを通してエンジンの不調を訴え続け、Q2の2度目のアタックの際に「終わった」とのコメントを残してクルマを降り、最終Q3ではガレージから出てこなかった。

問題が発生した個体は栃木県のホンダエンジン開発拠点、HRD-Sarkuraに空輸され詳細な分析が行われる予定となっており、現時点ではトラブルの詳しい理由は明らかにされていない。田辺豊治テクニカル・ディレクターは今回のエンジン交換について、不要なリスクを避けるための予防的な意味合いが強いと主張している

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 1 1 1 1 1 1
Mercedes バルテリ・ボッタス 1 1 1 1 1 1
Ferrari セバスチャン・ベッテル 1 1 1 1 1 1
Ferrari シャルル・ルクレール 1 1 1 1 1 1
RBR Honda マックス・フェルスタッペン 1 1 1 1 1 1
RBR Honda アレックス・アルボン 1 1 1 1 1 2
McLaren Renault カルロス・サインツ 1 1 1 1 1 1
McLaren Renault ランド・ノリス 1 1 1 1 1 1
Renault ダニエル・リカルド 1 1 1 1 1 1
Renault エステバン・オコン 1 1 1 1 1 1
AlphaTauri Honda ダニール・クビアト 1 1 1 1 1 1
AlphaTauri Honda ピエール・ガスリー 2 2 2 2 1 2
Racing Point BWT Mercedes セルジオ・ペレス 1 1 1 1 1 1
Racing Point BWT Mercedes ランス・ストロール 1 1 1 1 1 1
Alfa Romeo Racing Ferrari キミ・ライコネン 1 1 1 1 1 1
Alfa Romeo Racing Ferrari アントニオ・ジョビナッツィ 1 1 1 1 1 2
Haas Ferrari ロマン・グロージャン 1 1 1 1 1 1
Haas Ferrari ケビン・マグヌッセン 1 1 1 1 2 2
Williams Mercedes ジョージ・ラッセル 2 2 2 1 1 1
Williams Mercedes ニコラス・ラティフィ 1 1 1 1 1 1

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