フェルスタッペン最速、ホンダ3台がトップ4発進 / F1アメリカGP《FP1》結果とダイジェスト
シーズン19戦目となるF1アメリカGPが、テキサス州現地11月1日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開幕を迎え、日本時間25時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。後続を0.169秒引き離して、1分34秒057のトップタイムを記録した。
2番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を挟んで、3番手にはアレックス・アルボンが続き、レッドブル・ホンダがトップ3に2台を並べた。4番手にはスクーデリア・トロロッソのピエール・ガスリーがつけており、ホンダエンジン勢が好調なスタートを切る形となった。
金曜午前の現地オースティンは絶好の好天に見舞われたものの、気温は僅か8.6℃と非常に肌寒く、セッションは路面温度14.1℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは中間レンジのC2からC4コンパウンドと合わせて、2020年仕様のプロトタイプを投入。FP1とFP2に限り、来季用のタイヤテストが許可された。
既にコンストラクターズ6連覇を決め、残るドライバーズタイトルもルイス・ハミルトンかバルテリ・ボッタスに確定しているメルセデス勢は、唯一、プレシーズンテストかの如くセッションを使って、セットアップを変えながらのロングランを実施。2020年、更には2021年に向けての開発のためのデータ収集に取り組んみ、ハミルトンは8番手、ボッタスは17番手でクルマを降りた。
なお、前戦メキシコGPを欠場していたピーターボニントンは、予定より早くチームに合流。ハミルトンのレースエンジニアとしての職務に復帰した。
フェラーリ勢はベッテルが意欲的にも30周を走り込み、2番タイムを残した一方、シャルル・ルクレールはインスタレーションラップでエンジントラブルを訴え、即座にガレージイン。スロットルペダルを交換の上コースに復帰し、7番手タイムに留まった。
毎年、バンプの酷さが指摘されるCOTA。ハミルトンはコースに出るや否や「ここのバンピーさはクレイジーなレベルだ。このトラックが安全だとは思えない」と不満をぶつけた。バンプによる衝撃のためだろうか、ジョージ・ラッセルに変わってウィリアムズFW42のステアリングを握ったニコラス・ラティフィは、S字を走行中にギアが突然ニュートラルに入ってしまうトラブルに見舞われた。
マクラーレンのガレージには、2017年のインディ500で共闘したアンドレッティ・オートスポーツの面々が集合。アメリカンモータースポーツの生ける伝説、マリオ・アンドレッティが見つめる中、ランド・ノリスはロングストレートを走行中にヘッドレストが外れてしまう珍しいトラブルに見舞われた。
トラックリミットが設定された最終2個目のターン19では、多くのマシンが4輪脱輪と判断され、ハミルトン、フェルスタッペン、ルクレール、アルボン、ガスリー、ランス・ストロール、ノリス、ケビン・マグヌッセン、ダニール・クビアトがタイムを抹消された。
2019年のF1第19戦アメリカグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間1日(金)29時から1時間半の日程で開催される。
2019年F1第19戦アメリカGPフリー走行1(FP1)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:34.057 | 26 | |
2 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 1:34.226 | +0.169 | 30 |
3 | 23 | アルボン | レッドブル | 1:34.316 | +0.259 | 28 |
4 | 10 | ガスリー | トロロッソ | 1:35.008 | +0.951 | 32 |
5 | 3 | リカルド | ルノー | 1:35.263 | +1.206 | 29 |
6 | 8 | グロージャン | ハース | 1:35.356 | +1.299 | 24 |
7 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:35.380 | +1.323 | 23 |
8 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:35.439 | +1.382 | 32 |
9 | 18 | ストロール | レーシングポイント | 1:35.586 | +1.529 | 31 |
10 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:35.659 | +1.602 | 23 |
11 | 26 | クビアト | トロロッソ | 1:35.661 | +1.604 | 31 |
12 | 55 | サインツ | マクラーレン | 1:35.723 | +1.666 | 26 |
13 | 7 | ライコネン | アルファロメオ | 1:35.854 | +1.797 | 22 |
14 | 11 | ペレス | レーシングポイント | 1:35.971 | +1.914 | 29 |
15 | 99 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:36.037 | +1.980 | 26 |
16 | 27 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:36.124 | +2.067 | 24 |
17 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:36.159 | +2.102 | 40 |
18 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:36.263 | +2.206 | 23 |
19 | 88 | クビサ | ウィリアムズ | 1:37.948 | +3.891 | 28 |
20 | 40 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:41.112 | +7.055 | 7 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 8.6℃ |
路面温度 | 14.1℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1アメリカGP |
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セッション種別 | フリー走行1 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
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設立 | 2012年 |
全長 | 5516m |
コーナー数 | 20 |
周回方向 | 反時計回り |