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オーストリアGP:ホンダF1、アルボンにエンジンを追加投入…ルノーも最新型をヒュルケンベルグに
ホンダF1はオーストリアGP 2日目のセッションを前に、スクーデリア・トロロッソのアレックス・アルボンに新たなパワーユニットを追加投入した。
アルボンは初日を前に今季4基目となるICEと、3基目となるターボチャージャー、MGU-H、そしてMGU-Kの封を切っており、マクラーレンのカルロス・サインツと共に、既に決勝での降格ペナルティーが決定している。
今回の追加投入されたのは5基目のICEと、4基目となるターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの各コンポーネント。ターボとMGU-Hは予備用として今後のレースでのストックとする事ができ、また、将来的に科せられる可能性がある降格グリッドを、最後方スタートが確定している今回まとめて消化出来るというメリットもある。
ただし、ICEとMGU-Kは初日の投入によってペナルティー対象となっているため今回分をプールする事は出来ず、将来的なペナルティーを緩和する事も出来ない。
アルボンが初日に使用していたICE=内燃エンジンは最新仕様のスペック3だが、その個体にはミスファイアが発生していた。一見無駄に思えるICEとMGU-Kの追加投入は、このあたりに一因があるのかもしれない。いずれにせよ、この2つの交換が戦略的な理由によるものでない事は確かだ。
なお、ルノーもまたFP3を前にエンジン交換を実施。ニコ・ヒュルケンベルグに最新型スペックBの内燃エンジンを投入した。今季5基目となるため、日曜のレースで5グリッド降格が科せられる事になる。