レッドブル・リンクの黄色の縁石
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今年も牙をむくレッドブル・リンクの縁石「被害総額は3400万円」とレッドブル、対策の必要性訴える

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例年コース脇に設置された黄色の大型縁石がマシンを破壊するオーストリアGP。2019シーズンもその光景は顕在で、金曜最初のフリー走行ではレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーやメルセデスのルイス・ハミルトン、レーシングポイントのランス・ストロールやルノーのニコ・ヒュルケンベルグらがミスの代償を支払った。

ガスリーはセッション開始早々に乗ってはならぬソーセージ縁石に乗り上げ、フロントウイングを破損。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、損害は25万ポンド、日本円にして約3,400万円相当に及ぶと述べ、変更を訴えた。

「我々はこれまでに3つ程、フロントウィングをダメにしてしまった」とホーナー代表。「おそらく25万ポンドに及ぶ損害だ。損傷したのは我々だけではない。私は、この三角形型の黄色い縁石のアングルや設置について議論するつもりだ」

レッドブル・リンクの縁石が話題に上るのは今回が初めてではない。2016年にはダニール・クビアトが縁石の上を走行しサスペンションを破損。予選で大クラッシュを喫した他、週末を通して他にも3台がソーセージ縁石の餌食となり、同じようにサスペンションを壊してしまった。

その後、設置間隔が広げられるなど縁石に対する変更が行われたが、ホーナー代表は依然として解決すべき問題があると主張する。

「ドライバー達は縁石の場所を把握しているが、縁石を使う事でアドバンテージが得られる以上、彼らはそれを使おうとする。縁石の使用に対する真の抑止力を確保するために、より実質的な何かが必要だ」

メルセデスのトト・ウォルフ代表も何らかの対策を講じる必要があると訴えた。

「最も酷かったのはルノーだ。彼らのフロントウィングは完全に破壊されていた。我々はフラップが2本折れてしまった。レーシングポイントもフロントウィングを壊したはずだ。ソーセージ縁石に関しては何か手を打つ必要がある」

セッション終了4分前には、ヒュルケンベルグがターン9でワイドに膨らみ4輪全てが脱輪。縁石に乗り上げた事でフロントウイングやフロアが大きく破損し、コース上に大量のデブリが飛び散った。このためレースコントロールは赤旗を提示。セッションはそのまま終了した。

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