アレックス・アルボン、初めての上海「簡単な週末にはならない」F1中国GP《preview》
トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが、2019年FIA F1世界選手権第3戦中国GPに先立って抱負を語った。今年デビューしたばかりのアルボンにとって、中国に行くのは今回が初めて。当然、上海インターナショナルサーキットの走行経験もない。
初めての上海「簡単な週末にはならない」
アレックス・アルボン
バーレーンGPでポイントを獲得した上で中国に向かうことが出来るなんてナイスだね。舞台裏で懸命に作業に取り組んでいるチームの努力が報われたんだから。確かにライバルがトラブルに見舞われたって言うラッキーな部分があったけど、信頼性を発揮してそのチャンスを活かせるだけのポジションを走っていたんだから、結果に値するだけの仕事が出来てたって事だと思う。
上海は僕にとって初めてのサーキットだし、シミュレーターで走った感じだとチャレンジングなコースだから、簡単な週末にはならないだろうね。シミュレーター作業のおかげで必要最低限の知識は得られたし、過去のオンボード映像もたくさん見たから、それをベースにして一歩一歩進めていくつもりだ。
まだまだF1マシンに慣れるほど走れてないから、バーレーンでの2日間のテストは僕にとって本当に役に立った。テストで学んだことも活かしていくつもりだよ。
シムで走った事で、上海のトラックには第一セクターのロングコーナー等、幾つかの興味深いセクションがある事がわかった。予選でターン1に突っ込んでいくときは凄いGフォースでビックリだろうね。僕にとって初めての中国だし、すっごく楽しみだよ。
1000回目のグランプリという事で、それを記念したカスタムヘルメットを作ったんだ。タイ人として初めてF1ドライバーになったプリンス・ビラへのオマージュの意味を込めてね。彼は1000戦前の1950年のシルバーストンのレースに参戦したんだ。
F1中国GPの戦いの舞台となるのは上海インターナショナル・サーキット。上海の「上」の字を模した様なレイアウトを持ち、約1.2kmもの超ロングストレートを誇る。昨年のグランプリでは、6番グリッドからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドが大逆転勝利。2位にバルテリ・ボッタス、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。
今年の中国GPは、F1世界選手権1000戦目の節目のグランプリとなる。一回目のフリー走行は、日本時間4月12日(金)11時から開催される。