マクラーレンMCL34に乗り込むフェルナンド・アロンソ、F1バーレーンテストにて
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フェルナンド・アロンソ、バーレーンテストでF1復帰「マクラーレンは昨季よりも全方位的に改善してる」

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Fバーレーンテスト初日を振り返ったフェルナンド・アロンソは、マクラーレンの今季マシン「MCL34」は昨年型と比べて全方位的に改善しているとの認識を示した。アロンソは、4月2日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたインシーズンテストで、バーレーンGP決勝仕様のエアロセットアップが施されたMCL34を走らせた。

昨年末を以てF1から去った2度のF1ワールドチャンピオン。半年も経たずして再びF1マシンに乗り込む事になろうとは、一体誰が予想したであろうか。アロンソはシミュレーターでMCL34をドライブしているが、実車を走らせるのは今回が初めてだ。

「今日はマシンに乗れて素晴らしい1日になった」とアロンソ。「F1マシンは世界一速いからドライブするのはいつだって楽しい。レーシングドライバーとして、そのスピードとアドレナリンを感じられるのは喜びさ」

「セッション中盤に雨に見舞われてしまったけど、それでもなお良い1日だった。クルマはあらゆる点で去年よりも進化している。グリップは増え、ストレートでの空気抵抗も減ってるし、エンジンも良くなっている。全体として正しい方向に進んでるし、パッケージは先頭集団に近づいてると思う」

「この2戦で分かっている事だけど、3強チームと争うためには、まだ達成しなきゃならないステップがある。でも、第一歩としては良いベースラインが作れてると思うし、開発プログラムも悪くない」

「マクラーレンが先週末のバーレーンでポジティブだったから、僕としては嬉しかった。残りのシーズンでもこの調子で行って欲しいね。(マシンが改善しているとは言っても)F1での現役を退いたことについては全く後悔してないし、チームの事を思うと僕はハッピーだ」

アロンソはこの日、2020年シーズンに向けてのピレリのタイヤ開発テストを担当。履いていたコンパウンドが他車とは異なるため比較することは出来ないが、1分32秒207の11番手タイムを記録。同じプロトタイプを装着していたトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトに1.446秒差をつけた。

通常テストの方は午前をカルロス・サインツが、午後をランド・ノリスが担当。ノリスはC3タイヤを履いて、フェラーリのミック・シューマッハに続く1分30秒800の3番手タイム、サインツはC2コンパウンドで1分32秒059の9番手タイムを記録した。