ホンダF1、入賞3台「2戦連続表彰台もあり得た…セーフティーカーは残念」F1バーレーンGP《決勝》
31日(日)に行われたF1第2戦バーレーンGP決勝を終えて、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターがレース内容と週末を振り返った。
ホンダエンジン勢は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが4位入賞を果たし最上位。最終盤にフェラーリのシャルル・ルクレールを射程圏内に捉えたものの、ルノー勢が2台同時にマシンストップするという驚愕のアクシデントが発生。残り3周でセーフティーカーが出動した結果、追い抜き叶わず、2戦連続のポディウムとはならなかった。
レッドブルのピエール・ガスリーは5つ順位を挽回して8位入賞。その背後にはスクーデリア・トロロッソのアレックス・アルボンが9位と続き、デビュー2戦目にして初ポイントを獲得した。ダニール・クビアトは接触とペナルティの影響もあり12位完走に終わった。
2戦連続表彰台もあり得ただけに、セーフティーカーは残念
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日は厳しいレースとなりましたが、4台全てが完走を果たし、その内の3台がポイントを獲得する事ができた点は前向きな材料です。パワーユニットは週末を通してトラブルフリーで走り抜いてくれ、今日のバーレーンでの結果の一端を担ってくれました。
アストンマーチン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手は、今日も素晴らしい走りを見せてくれました。ラスト2周でのセーフティカー導入がなければ、2戦連続の表彰台が獲得できたのではないかと思うだけに、非常に残念です。一方のガスリー選手は終始苦しいレースが続きましたが、タイヤをうまくマネージし、入賞を果たしてくれました。
スクーデリア・トロロッソについては、デビューから2レース目で初ポイントを獲得したアルボン選手におめでとうを伝えたいです。昨日も良い走りを見せてくれましたし、今日も幾つかのオーバーテイクを含め、粘り強い走りを見せ、ポイントを獲得してくれました。クビアト選手については接触もあり不運な展開となりましたが、レースでは速さを見せていましたし、今後を楽しみにしています
57周で争われた決勝レースではフェラーリ勢のトラブルと自滅により、予選3番手のルイス・ハミルトンが逆転優勝。2位にバルテリ・ボッタスが続き、開幕戦に続きシルバーアローが上位を独占した。3位表彰台にはフェラーリのシャルル・ルクレールが滑り込んだ。