フェルスタッペン「ソフトタイヤからグリップを引き出せなかった」F1バーレーンGP《初日》
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、29日(金)に行われたF1第2戦バーレーンGP初日プラクティスを振り返って「柔らかいコンパウンドでグリップを引き出せなかった」と述べ、ソフトタイヤの使い方に課題を抱えていた事を明らかにした。
FP1で5番手につけていたフェルスタッペンであったが、日没後のFP2ではルノーのニコ・ヒュルケンベルグに1000分の56秒遅れてしまい6番手。メルセデスに対してはコンマ1秒程のギャップに抑えたが、ファステストを記録したフェラーリに対してはコンマ8秒以上の差がついた。
ソフトタイヤのアタックラップでフェルスタッペンは、第2第3セクターで自己ベストを刻んだものの、最初のセクター1では硬めのミディアムで記録タイムよりも遅く、タイヤの熱入れに問題を抱えていた。
ソフトタイヤからグリップを引き出せなかった
マックス・フェルスタッペンFP1: 5位, FP2: 6位
今日はまずまずの一日ではあったけど、もっと良かった可能性だってあったんだ。ミディアムタイヤではかなり競争力があったから、最初のショートランで最速を刻めたはずだったのに、最終コーナーで若干ミスしてしまい、コンマ2・3秒を失ってしまった。柔らかいコンパウンドでは十分なグリップを引き出せなかった。もっと上手く使いこなすために、原因を分析しなきゃね。
ロングランではミディアムタイヤのパフォーマンスが良かった。決勝レースでのメインになるのはミディアムだろうね。タイヤの状況を見てると、予選では1セットあたりアタック1回しか出来なさそうだから、セットアップをもう少し詰める必要がある。フェラーリはメルボルンで抱えていた問題を解決したみたいだね。現時点では彼らが最速だから、ギャップを縮めるために頑張らないと。
初日はフェラーリがトップを独占。FP1ではシャルル・ルクレールが、FP2ではセバスチャン・ベッテルが最速を刻み、前戦ウィナーのメルセデスの二人を退けた。
バーレーン・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月30日(土)21時から、公式予選は同24時からバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。降水確率60%の予報が出ており、予選はウェットコンディションとなる可能性がある。