走行を終えてヘルメットを脱いだレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー、F1バルセロナ合同テスト
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11番手ガスリー「タイムには反映されていないが、RB15の感触は相当良い」F1テスト4日目

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第一回F1バルセロナテスト最終4日目を、14台中11番手タイムで締め括ったレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは「タイムには反映されていないが、RB15の感触は相当良い」と語り、ラップタイムにはかなりの伸びしろがある事を伺わせた。

エイドリアン・ニューウェイがフルコミットして開発された今季RB15。その注目の高さから、ポテンシャルへの大きな期待が寄せられているが、テストという事もありチームはパフォーマンスランに集中して取り組むこともなく、どれほどの速さを秘めているのかは現時点ではハッキリとしていない。

初日を担当したマックス・フェルスタッペンは4番手、2日目のガスリーは7番手、3日目は5番手、4日は11番手と、タイムシート的には目立ったところはなく、その実力をうかがい知る事は難しい。

その一方でクルマの基本性能の確認と、今後の改善に向けたデータ取り、そしてセットアップ評価の作業は順調に進んでおり、最終4日目もガスリーひとりで146周を走破。最多周回を記録したアントニオ・ジョビナッツィには8周及ばなかったものの、スムーズにプログラムを消化している。

タイムには反映されていないが、RB15の感触は相当良い

ピエール・ガスリー順位: 11位 / 周回数: 146

今日は146周を走って大量にロングランをやっただけでなく、テストプログラムもかなりの量をこなせたから本当に実り多い一日だった。ラップタイムには表れていないけど、車の全体的なフィーリングはかなり良いんだ。あくまでもこれはテストだからそういうものだと思うし、自分たちが何をしているかはちゃんと理解しているから、僕としてはすごく満足してる。

かなりの量を走り込めた事でクルマに慣れることができたし、エンジニアともコミュニケーションが取れるようになったから、そういった点で今週は良い仕事ができたと思うし、僕にとって有益な1週間だった。メルボルンでのシーズン開幕に向けて更に準備を整えるために、来週はもっと頑張らなきゃね。


第一回目のテスト最終4日目をトップで締め括ったのは、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。セッション終盤に、それまでトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが手にしていた最速の座を奪い取った。最多周回はアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ。154周を走り込みレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーを抑えた。

第二回F1バルセロナ合同テストは2月26日(火)から3月1日(金)までの4日間に渡って、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。