F1公式デビュー2日目の走行を迎えたトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンは、バルセロナテスト4日目の午前、最も柔らかいC5タイヤを履いて1分17秒677を記録。同じコンパウンドを履いたルノーのダニエル・リカルドを上回り、4日間通算での全体ファステストを塗り替えた。

残念ながらセッション終盤、リカルドのチームメイトであるニコ・ヒュルケンベルグに0.244秒差で交わされ2番手に後退したものの、一日を通して合計136周を走破。非常に充実した形で第一回プレシーズンテストを締めくくった。

開幕戦に向けて良い兆候

アレックス・アルボン順位：2位 / 周回：136周

僕にとってのF1での初めての二日間のテストが終わった。本当に楽しかったよ！今日の午前のセッションではタイムシートのトップに立てたし、良い1日になったと思う。もちろん、他の人たちが何をやってるか分からないし、まだ序盤だって事は分かってるけど、この先に向けて良い兆候だと思う。

初日はトリッキーなスタートだったけど、チームのおかげで快適にドライブ出来たし、その後は順調にプログラムを消化することができた。全て予定通りに進んでると思うし、目標としていたマイレージも達成することができた。この事はファクトリーの皆にとってもすごく重要なことだ。

もちろん僕も頑張ってクルマへの理解を深めている。F1マシンのグリップがあまりにも高いから、慣れるのにしばらく時間がかかっちゃったけど、ものすごい多くの事を学べたと思う。まだ完全にはリズムを掴めてないけど、来週のテストが終わった時には、レースに向けてちゃんとした準備が整うと思うよ。

第一回目のテスト最終4日目をトップで締め括ったのは、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。セッション終盤に、それまでトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが手にしていた最速の座を奪い取った。最多周回はアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ。154周を走り込みレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーを抑えた。

第二回F1バルセロナ合同テストは2月26日(火)から3月1日(金)までの4日間に渡って、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。