ホンダF1、レッドブルとトロロッソで計224周を走破…高い信頼性を誇示 / F1合同テスト2日目
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、2月19日(火)に行われたF1バルセロナ合同テスト2日目を振り返った。
この日レッドブル・ホンダRB15をドライブしたのはピエール・ガスリー。セッション終盤にクラッシュを喫し、定時を前にマシンを降りた。周回数は伸びずに92周、タイム的には最速を記録したシャルル・ルクレール(フェラーリ)から1.567秒落ちの7番手であった。
スクーデリア・トロロッソはアレックス・アルボンがドライブ。初の公式走行ということもあり、セッション開始直後にグラベルにハマったものの、その後は順調に周回を重ね132周を走破。午後にはC4タイヤを履いて1分19秒301の4番手タイムを記録。充実の一日を過ごしてマシンを降りた。
車体側・エンジン側の双方が高い信頼性を発揮した事で、テスト2日目は2チーム計224周を走破。今後の開発の礎となる貴重なデータを大量に収集する事に成功した。
ホンダ:F1合同テスト2日目を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日は2チーム合計で224周のラップを重ねることができました。昨日入手したデータ解析の結果を踏まえて、パワーユニット側では更なるデータ設定を継続しました。
今日はレッドブル・レーシング、スクーデリア・トロロッソ共に、両ドライバーにとっては各チームでの初めてのセッションになりました。我々は彼らのドライビングスタイルに合わせたPUの最適化を進めています。
トロ・ロッソはこの日132周以上を走り込んだわけですが、アルボン選手にとってはF1での始めての公式走行ということで、多くのことを学んだ一日になったのではないでしょうか。
2日目をトップで締め括ったのはフェラーリのシャルル・ルクレール。跳馬の勢いが止まらない。2番手に続いたランド・ノリス(マクラーレン)を0.306秒差で退けた。3番手にはハースのケビン・マグヌッセンが続き、トップ3の顔ぶれは初日と全く同じ結果となった。
テスト3日目は、日本時間2月20日(水)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。