ダニエル・リカルド、レッドブルとの最終戦「泣いちゃうかも」
レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、2018年FIA F1世界選手権第最終第21戦アブダビGPに先立って抱負を語った。
昨年のレースでは4番手を走行していた21周目にハイドロ系のトラブルで戦線離脱。チーム代表のクリスチャン・ホーナーが「今季ベストラップ」と評した見事な予選も、マシンの信頼性のために水の泡となった。
来季はカルロス・サインツに代わってルノー・スポールに移籍する事が決定しており、リカルドはアブダビGPを以て10年に及ぶレッドブルとの関係に別れを告げる。
リカルドは2008年にレッドブル・ジュニアチームに加入。フォーミュラ・ルノー2.0 WECとイギリスF3選手権でチャンピオンを獲得した後、2011年にHRTでF1デビューし、その後スクーデリア・トロロッソを経て2014年に本家レッドブルに昇格した。
レッドブルとの最終戦「泣いちゃうかも」
ダニエル・リカルド
アブダビは毎年僕にとって相性が良いし、毎回行くのを楽しみにしてるグランプリなんだ。まだ表彰台には上がった事ないけど、もしポディウムに上がれればレッドブルとのお別れとしては最高の形だし、シーズンを終えるという意味でも素晴らしいことだよね。
トワイライトレースは何時だって最高にクールだよ。アブダビは天気も良いし、嫌いなところがあまり見つからない。ここのサーキットも凄く好きだよ。コース脇にはホテルがあったりして凄く楽しいところだし、セクター3が一番のお気に入りなんだ。
5年間に渡って過ごしてきたチームとも今回のアブダビでお別れだ。レッドブルとの関係ももう10年になるんだね。決勝でフィニッシュラインを駆け抜ける時は、特に感傷的な気分になるだろうね。間違いないよ。泣いちゃうかも。
でも全力で取り組むつもりだし、チームへの愛を示せれば良いな。その愛情が表彰台の獲得につながれば嬉しいし、シャンパンファイトが出来る事を祈ってる。最後のお別れにこれ以上の形はないよね。
アブダビグランプリの戦いの舞台となるのは、1周5,554m、全21コーナーを有するヤス・マリーナ・サーキット。ドライコンディションとなった昨年のレースでは、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが優勝。2位にルイス・ハミルトン、3位にフェラーリのセバスチャン・ベッテルという結果だった。
F1アブダビGPは日本時間2018年11月23日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。