グランプリ初日午前のFP1を終え、現地午後15時から第13戦ベルギーGP金曜2回目のフリー走行が行われた。トップタイムはスクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネン。「スパ・キング」の異名を取るスパ現役最多勝利を誇るベテランは1分43秒355を記録。2番手につけたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンを0.168秒差で退け、初日をトップで締め括った。

3番手にはトップのライコネンから0.448秒遅れでバルテリ・ボッタス。メルセデスの2台は最新版エンジンだけでなく新型フロントウイングを搭載。ライコネンを掴み損ねはしたものの、チーム全体として順調な仕上がりを見せた。

午前のFP1に引き続き午後のスパ・フランコルシャン上空も360度全面が薄暗い雲で覆われたが、幸いにも雨は降らず各車ドライコンディションの中で走行を重ねた。予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温17℃、路面28℃でスタート。予選をターゲットにしたショートランと、決勝を見据えたロングランに時間を費やした。

4番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、5番手にはFP1で最速をマークしたセバスチャン・ベッテルが続き、6番手にはダニエル・リカルドが名を連ねた。レッドブル勢は薄いリアウイングを取り付けダウンフォースを大きく削り、第1・第3セクターでのクルマのパフォーマンスを最大化。その甲斐あって、トップスピードでは6・7番手の速さを示していた。

トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが15番手、ブレンドン・ハートレーが17番手とグリッド後方に沈んだ。1回目のフリー走行ではガスリーがトップ10に肉薄し最速ベッテルの2秒以内のタイムを刻んだが、FP2ではその差2.7秒に拡大。エンジンパワー・マシンバランス共にライバルに遅れを取っているようだ。

マクラーレン勢は、ランド・ノリスからバトンを引き継いだフェルナンド・アロンソが16番手。FP1でブレーキトラブルに見舞われ最下位に甘んじたストフェル・バンドーンは、またも20番手に沈み込んだ。

ベルギーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間8月25日(土)19時から、公式予選は同22時からスパ・フランコルシャン・サーキットで開催される。

2018年F1第13戦ベルギーGPフリー走行2（FP2）リザルト

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