シーズン13戦目、後半戦幕開けのF1ベルギーGPが8月24日にスパ・フランコルシャンでスタート。日本時間同日18時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。1分44秒358のトップタイムを記録した。

2番手にはトップから遅れる事0.151秒でレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。3番手メルセデスのルイス・ハミルトンに競り勝ち、ちょっとしたサプライズを披露した。エンジンパワーが求められるアップダウンの激しいロングコースのスパ。トップ3バトルは3強チームが入り交じる結果となった。

なお、トップ3台と4番手につけたキミ・ライコネンは、最も柔らかいスーパーソフトタイヤを履かずにタイムを計測。そのままセッションを終える事となった。5番手はバルテリ・ボッタス（Mercedes）、6番手にはダニエル・リカルド（Red Bull）が続いた。リカルドはエンジン関連のトラブルの影響で走行僅か4周に留まっている。

金曜午前の現地スパは曇り。セッションは気温16℃、路面温度23℃のドライコンディションでスタートするも、セッション序盤には時折コースの一部で軽く降雨があった。気温こそ一時26℃にまで上昇するも、上空には終始雲が垂れ込め、薄暗い中で各車周回を重ねた。公式タイヤサプライヤーのピレリは、スーパーソフト、ソフト、ミディアムの3種類のタイヤコンパウンドを持ち込んでいる。

トロロッソ・ホンダ勢はレッドブル昇格を手にしたピエール・ガスリーがトップから1.942秒遅れの11番手。ホンダエンジンを積むSTR13の苦戦が予想されていたが、ファステストから2秒以内のラップタイムを記録し、上々の出だしをみせた。ブレンドン・ハートレーは同2.574秒遅れの15番手に終わっている。

ミッドフィールド最速は新生レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコン。トップから1.428秒遅れの7番手最速の称号を手にした。僚友セルジオ・ペレスは9番手。希望に満ちたリザルトで新たな船出をスタートさせた。

マクラーレン勢は、引退を発表したフェルナンド・アロンソに代わり育成傘下のランド・ノリスが走行。18番手タイムを記録した。先輩株で母国レースのストフェル・バンドーンは20番手最下位。ノリスは白ミディアム、バンドーンは黄色ソフトと履いていたコンパウンドが異なるが、何れにせよグランプリデビューを果たした新人の後塵を拝す結果となった。

2018年F1第13戦ベルギーグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間8月24日(金)22時から1時間半の日程で開催される。

2018年F1第13戦ベルギーGPフリー走行1（FP1）リザルト

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