ホンダF1 田辺豊治「天候とレイアウト…バーレーンとは完全に異なる挑戦に直面」
13日(金)に行われたF1中国GP初日セッションを終えて、ホンダF1プロジェクトの現場を統括する田辺豊治テクニカル・ディレクターがコメントを発表した。
現地上海は午前も午後も気温20℃以下と肌寒く、初日の2回のフリー走行は、時折雨が落ちる難しいコンディションとなった。同じミッドフィールドのルノーとハースが頭一つ飛び抜けた速さをみせた事で、トロロッソ・ホンダの2台は後退を余儀なくされた。
ピエール・ガスリーは12番手、ブレンドン・ハートレーは16番手という順位で初日を終え、一度もトップ10圏内に名を連ねる事はなかった。
コンディションの変化に合わせたエンジン調整が必要
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今週末、我々トロロッソ・ホンダはバーレーンの時とは完全に異なる挑戦に直面しています。コースレイアウトという点で言えば、上海はカレンダーの中でも最も長いストレートの一つを有しており、天候という点で言えば、今日はかなり寒いコンディションとなりました。
週末を通して、移ろいやすい天候とコンディションに対処しなければならないでしょう。と同時に、状況に応じてエンジンセッティングを調整する必要があります。FP2終盤の雨の影響で当初計画していたプログラムを全て消化する事はできませんでしたが、計3時間のフリー走行を終えた現段階では、2台のマシンのパワーユニットはスムーズに機能しています。
2018年FIA F1世界選手権 第三戦中国GP 3回目のフリー走行は日本時間4月14日(土)12時から、公式予選は同日15時から上海インターナショナル・サーキットで行われる。現地上海は降水確率55%の雨予報となっており、ウェットコンディションが予想されている。