1st F1テスト2日目《総合結果》跳ね馬ベッテルがトップ!ホンダはガスリーが6番手と好調継続
2018年F1プレシーズンテスト2日目、トップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、ソフトタイヤを履き1分19秒673をマークした。昨日最速を刻んだレッドブルのダニエル・リカルドを1秒近く上回り、昨年のバルセロナテストの最速1分19秒705も超えてみせた。
2日目のテストセッションは寒波の影響により、気温3℃、路面温度4℃という厳しいコンディションでスタートした。真っ当なデータが取れるような状況ではないため、多くのチームが午前中の走行を見合わせる事態となった。こうした状況を受けて、2日目は昼休みなく現地9時から6時までぶっ通しでセッションが行われる事が急遽決定した。
午後は幾らか日差しに恵まれ、気温は6℃、路面温度も9℃まで上昇したためコース上は幾らか混雑。とは言え、最後の1時間には一部エリアで降雪が見られるなど、真っ当に走行するには非常に厳しいコンディションとなった。
ベッテルに続いたのはメルセデスのバルテリ・ボッタス、ミディアムタイヤにも関わらずベッテルと同じ19秒台に入れてみせた。3番手は、禁断のハイパーソフトタイヤを履いたマクラーレンのストフェル・バンドーン。午前中に記録した1分20秒325がそのまま自己ベストとなった。
初日にタイムシート最上部を占拠したレッドブル、この日は燃料システムのトラブルにより午前中の走行は僅か3周に留まった。午後はコース上に復帰、マックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤで4番手タイムとなる1分20秒326を刻んだ。
白色ミディアムのボッタスとフェルスタッペン、桃色ハイパーのバンドーンを除く全てのマシンは、黄色のソフトタイヤでタイムを残した。
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは1分21秒212で6番手。チェッカー直前まで5番手につけていたが、終了直前にルノーのカルロス・サインツにコンマ1秒差でポジションを譲った。ガスリーはこの日82周を走りきり、チームに貴重なデータを持ち帰った。
午前中のテストを担当したセルゲイ・シロトキンに代わって、午後のウィリアムズFW41のステアリングを握ったロバート・クビサは48周を走り、レギュラードライバーのシロトキンを0.327秒上回る1分21秒495を記録した。
F1プレシーズンテスト2日目 順位結果
Pos. | Driver | Team | Time | Lap |
---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分19秒673 | 98 |
2 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分19秒976 | 94 |
3 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1分20秒325 | 37 |
4 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分20秒326 | 67 |
5 | カルロス・サインツ | ルノー | 1分21秒212 | 65 |
6 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分21秒318 | 82 |
7 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | 1分21秒495 | 46 |
8 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1分21秒822 | 52 |
9 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分22秒814 | 79 |
10 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分22秒721 | 81 |
11 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分22秒727 | 35 |
3日目の明日のバルセロナは降雪の予報が出ており、場合によってはテスト期間を延長する事が検討されている。