マクラーレンF1、PC大手Dellを傘下に持つデル・テクノロジーズとの提携を発表
マクラーレンF1チームは8日、大手PCメーカーDellを傘下に持つDell Technologies(デル・テクノロジーズ)とのパートナー契約締結を発表した。Dellの他には、Dell EMC、Pivotal、RSA、Secureworks、Virtustream、VMwareの7つのテクノロジー企業を持つ。
Dellは同社が持つ最先端のIT技術をマクラーレンに提供。これにより、マクラーレンはF1マシン設計や製造、テレメトリーシステム等のトラック・オペレーション全般でそのメリットを受ける。また、両者はeスポーツ等のコンシューマー向けゲーム市場、エンタープライズ向けのデータセンター及びクラウドシステム等、F1以外の領域でも幅広い協力関係を築く。
Dell Technologiesのチーフ・マーケティング・オフィサーを務めるジェレミー・バートンは、今回の契約は過去に類をみない大規模なものであるとの声明を発表した。
「我々は、トラックサイドとマクラーレン・テクノロジー・センターの双方を含むあらゆる領域で新しい試みを成し遂げていきたいと考えています。この種の広範な規模の商業契約は当社にとって初めてであり、長期的に提携していけることを願っています」
マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、Dellから提供される業界トップレベルのソリューションによってマクラーレンF1はよりハイパフォーマンスを発揮できるようになるとの見解を示した上で、提携は今年だけでなく2019年以降も継続される事を示唆した。