チェッカーフラッグ
チェッカーフラッグとは、レースの終了を知らせる黒と白の市松模様の旗のこと。チェッカーフラッグを先頭で浴びること、それはそのレースでの勝者であることを意味する。レースに使用される旗には色々あるが、チェッカーフラッグほどメジャーなものはないだろう。レース観戦用なのかは分からないが、Amazonでも数千円で購入することができる。
役割を終えたチェッカーフラッグ
2019年のF1レギュレーションが改定され、公式のレース終了合図がチェッカーフラッグからライトパネルへと変更された。とは言えこれからも従来通り、ラップリーダーがフィニッシュラインを通過するとチェッカーフラッグが振られる事に変わりはない。だがそれは文化を残そうとする時代への抗いであり、レース的には無意味なものと化す。
昨今のF1では、オフィシャルではない有名人がチェッカーフラッグを振るシーンが増えているが、誤ってレース終了1周前に振られるなどの混乱が度々生じていた。
8万個ものチェッカーフラッグが舞った鈴鹿
鈴鹿サーキットで開催された2016年F1日本GPでは、新しい試みとして観客ひとりひとりにミニチェッカーフラッグを配布。決勝レース終了とともに、サーキットに訪れた8万人もの観客全員がチェッカーフラッグを振ることになった。
同年のオーストリアGPでは、実際のレースでチェッカーフラッグを振る権利を観客にプレゼントするという企画も実施されている。