シェイクダウン

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シェイクダウンとは、完成したレーシングカーの初めての走行のことをいう。直訳すれば「ゆすり落とす」といったところで、原義的には「テスト走行」といった意味合いがある。実際に走らせてみるまでは、マシンが上手く作ることができているのか、不具合は無いのかなどについては知る由もない。

そこでこれらのチェックのためにテスト走行を行うことになるのだが、これをシェイクダウンと呼ぶのだ。つまりシーズンの始まりとなる年頭にこぞって出てくるF1用語と言える。最近は「ロールアウト」などとも呼ばれる。

シェイクダウンはテスト制限に含まれない?

2006年シーズンまでは年間50日許されていたテスト走行だが、以降コスト削減対策の一環として年々制限が厳しくなり、2016年シーズンではバルセロナで2度のプレシーズンテストのみ許可されているような状況。ただしいつの時代にもレギュレーションの抜け穴が存在しており、プロモーションのための走行や、「シェイクダウンのための1日50km以内のテスト走行」は制限の対象外だったりする。