オトマー・サフナウアー
人物データ
名前 | オトマー・サフナウアー / Otmar Szafnauer |
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国籍 | アメリカ |
出身地 | ルーマニア |
居住地 | イギリス |
生年月日 | 1964年08月13日 / 60歳 |
オトマー・サフナウアー(Otmar Szafnauer)は、ルーマニア出身のモータースポーツ・マネージャー。2021年までアストンマーチンF1チーム(旧レーシング・ポイント)の最高経営責任者(CEO)兼チーム代表を務めた。
父はドイツ系アメリカ人、母はルーマニア人という家庭に生まれたサフナウアーはルーマニアで生を受け、7歳の時にアメリカ合衆国ミシガン州デトロイトへ移住。祖父と曽祖父はニューヨーク出身のアメリカ人であった。ウェイン州立大学で電気工学を専攻した後、デトロイト大学でビジネスと金融の修士号を修めた。
サフナウアーが育ったデトロイトでは、1982年から88年にかけてF1アメリカGPが開催されていた。自動車とF1への興味が湧いたのは当然の成り行きであった。
1986年にプログラム・マネージャーとしてフォードに入社。インディカーマシンの開発に携わる事もあった。この時に、アイルトン・セナやジャック・ビルヌーブを輩出した事で知られるジム・ラッセル・レーシングスクールのアメリカ分校の門を叩き、1991年にフォーミュラ・フォードでレース活動をスタート。93年から95年まで幾つかのシリーズに参戦したものの、ドライビングの腕はそれほどでもなかったようで、目立った成績を残すことはなかった。
エイドリアン・レイナードからの誘いを受けて1998年にフォードを退社し、オペレーション・ディレクターとして当時F1チームとして活躍していたブリティッシュ・アメリカン・レーシング(B.A.R)に入社。イギリスへと引っ越した。
その後2001年にホンダ・レーシングの副社長兼ホンダF1チームの取締役に就任。2008年にホンダを去ると、技術コンサルタント会社のソフトパウアを設立。2010年にF1のタイミングアプリをリリースした。
2009年にサハラ・フォース・インディアに加わり、最高執行責任者(COO)としてシルバーストンのチームを中堅最速レベルにまで引き上げた。
2018年8月23日、ローレンス・ストロールによるチーム買収を経て誕生した新生「レーシング・ポイント・フォース・インディアF1チーム(Racing Point Force India F1 Team)」のチーム代表兼CEOに就任。その後チーム名が「アストンマーチン」へと変更された後も同職を続けていたが、2022年1月5日に後任未定の状態でチームからの離脱が発表された。