レーシング・ブルズ

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チームデータ

チーム名 レーシング・ブルズ
国籍 イタリア
本拠地 ファエンツァ
参戦初年度 2024年
WEBサイト www.visacashapprb.com
SNS instagram

レーシング・ブルズ(英:Racing Bulls)はイタリア企業「Racing Bulls S.p.A」が運営するレーシング・コンストラクター。前身はミナルディ。レッドブル・レーシングと並びオーストリアのレッドブルGmbHが所有するF1チームである。

設立当初の2006年から2019年までは、”レッドブル”のイタリア語訳である「トロ・ロッソ」として、そして2020年から2023年まではレッドブル傘下のファッションブランドの名を掲げて「アルファタウリ」としてF1に参戦。2024年シーズンを前に2度目のリブランドが実施され、「ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム」へと改称された。

しかし、冗長かつ希薄なアイデンティティと、拝金主義的なネーミング、実際の呼び名を巡って物議を醸し、「史上最悪のF1チーム名」とも酷評され、2025年に「レーシング・ブルズ」へと改められた。

変更の理由について、ピーター・バイエルCEOは「RBという略称は多くの人々に混乱を与えていた。一部はこれをレッドブルと混同し、他の人々は何を意味しているのか理解していなかった。そこで、Racing Bullsという名称にすることで明確化を図った」と説明した。

イタリアのファエンツァを本拠とするこのチームは、レッドブルの若手育成ドライバーがF1の経験を積む場として誕生した。これまでに、マックス・フェルスタッペン、カルロス・サインツやピエール・ガスリー、ダニエル・リカルド等、多くのトップドライバーを輩出している。

チームの育成方針が正しいことを証明したのはセバスチャン・ベッテルだった。彼は2008年に奇跡的な初優勝を飾り、その後レッドブル・レーシングへ昇格。4度のF1ワールドチャンピオンに輝いた。

現在も「才能の育成」というチームの理念は変わらないが、かつての“Bチーム”の枠を超え、独立したコンストラクターとしての地位を確立しつつある。

シーズン別成績

2024年シーズンはフランツ・トストに代わる新チーム代表ローレン・メキースの指揮のもと、角田裕毅がチームの大半のポイントを獲得するもチームメイトが及ばず、コンストラクターズランキング8位で終えた。苦戦を強いられたダニエル・リカルドはシーズン終盤の6戦を残してリアム・ローソンと交代となった。

車体 エンジン 選手権 得点 ドライバー 成績
ランキング 得点 Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7 Rd.8 Rd.9 Rd.10 Rd.11 Rd.12 Rd.13 Rd.14 Rd.15 Rd.16 Rd.17 Rd.18 Rd.19 Rd.20 Rd.21 Rd.22 Rd.23 Rd.24
2024 VCARB 01 ホンダRBPTH002 8 46 角田裕毅 12 30 14 15 7 10 DNF 78 10 8 14 19 14 10 9 16 17 DNF DNF 12 14 DNF 7 9 13 12
ダニエル・リカルド 17 12 13 16 12 DNF DNF 154 13 12 8 15 9 13 12 10 12 13 13 18
リアム・ローソン 21 4 9 16 9 16 14 17
2025 VCARB 02 ホンダRBPTH002 角田裕毅
アイザック・ハジャー