バクー市街地コースのパドックを歩く周冠宇(ザウバー)、2024年9月14日F1アゼルバイジャンGP
Courtesy Of Sauber Motorsport AG

周冠宇にペナルティ、F1アゼルバイジャンGPで最後尾スタートへ

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ザウバーの周冠宇は、2024年9月15日にバクー市街地コースで行われるF1アゼルバイジャンGPをグリッド最後尾からスタートする見通しだ。年間上限割り当てを超えるパワーユニットを開封した。

ザウバーは初日プラクティスを経て、24号車C44に今季3基目となるES(バッテリー)及びCE(コントロール・エレクトロニクス)を搭載した。両コンポーネントは年間2基目までに制限されている。

これは20グリッド降格に相当するが、F1競技規則には、15以上のグリッド降格をグリッド最後尾とする定めがある。

現時点ではまだ、スチュワードによる決定は下されていないが、周冠宇は予選を前に最後尾スタートが確定したことになる。

コンディションの変化にピーキーかつ、高速域でクルマが不安定になるという弱点を持つザウバーC44は、バクー市街地コースで後方に沈み続けており、最終プラクティスではバルテリ・ボッタスが17番手、周冠宇が18番手に終わった。

チーム代表を務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラービは、アメリカGPで予定されている更なるアップグレードによってライバルに追い付きたいとしている。

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