アルバート・パーク・サーキットのピットレーンを走行するウィリアムズのジョージ・ラッセル、2019年F1オーストラリアGP
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ウィリアムズは開幕戦で予選落ちを回避できるか?FP1最下位のラッセルは際どいラインで107%を突破

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記念すべきシーズン一発目、F1オーストラリアGPのフリー走行1が15日(金)に無事チェッカーフラッグを迎えた。マシン開発の遅れから予選落ちが心配されるウィリアムズであったが、2台ともが辛うじて107%を突破した。

F1レギュレーションでは、安全上の理由から、公式予選トップタイムから107%以内のタイムを記録できなかったドライバーを予選落ちとするルールを定めている。

アルバート・パーク・サーキットで行われたFP1での最速ラップタイムは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが刻んだ1分23秒599。対して最下位に終わったウィリアムズのジョージ・ラッセルがマークしたのは1分28秒740。両者のギャップは5.141秒で、百分率に換算すると106.1%という差であった。

107%を超過したからと言って、必ず予選落ちになるわけではない。最終的にはレースディレクターの判断次第だが、著しくこの規定ラインを逸脱している場合、決勝レース出場を許可する理由を見出すのが難しくなる。

トップタイムを残したハミルトンにしろ、グリッド最後方に沈んだラッセルにしろ、フルパワーでのアタックラップを行ったわけではない。加えて、ハミルトンが履いていたのは最も柔らかいソフトであるのに対して、ラッセルが履いていたのは中間コンパウンドのミディアムであった。

なおラッセルのチームメイト、ロバート・クビサは19番手タイムを刻んでおり、こちらは105.2%というギャップであった。

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