ウィリアムズF1、ニコラス・ラティフィの離脱発表…契約更新せず

ウィリアムズF1のニコラス・ラティフィ、2021年11月21日F1カタールGPにてCourtesy Of Williams

FIA-F1世界選手権に参戦するウィリアムズ・レーシングは9月23日(金)、ニコラス・ラティフィが2022年シーズン末を以てチームを離脱すると発表した。

27歳のカナダ人ドライバーは2020年のオーストリアGPでウィリアムズからF1デビューを果たし、2021年のハンガリーGPで初入賞を飾るなど、通算55戦で7ポイントを獲得してきた。

ただ、ジョージ・ラッセルやアレックス・アルボンらチームメイトに匹敵するパフォーマンスを発揮できず、シート喪失の危機に晒されていた。

ウィリアムズは今季末限りで満了を迎えるラティフィとのF1レギュラードライバー契約を更新せず、新たなドライバーを起用する事を決定した。

今年8月に複数年での契約更新を果たしたアルボンの来季のチームメイトについてウィリアムズは、追って発表すると説明した。

ラティフィは離脱発表に際して「この場を借りて、トラックサイド及びファクトリーを含めたウィリアムズの全ての人々に対して感謝の気持ちを伝えたい。3年間に渡って本当にありがとう」とのコメントを寄せた。

「パンデミックの影響を受け、僕のF1でのキャリアはオーストリアでスタートした。僕らが望んでいたような結果は得られなかったけど、それでも素晴らしい旅だった」

「昨年のハンガリーGPで初めてポイントを獲得したことは僕にとって忘れられない思い出だ。この献身的なチームで過ごした特別な思い出を胸に、次のキャリアを歩んでいきたい」

「シーズンが終わるまで、全力を尽くし切るつもりだ」

チーム代表を務めるヨースト・カピートは「チーム全員を代表して、ウィリアムズでの3年間に渡るニコラスのハードワークに心から感謝したい」と語った。

「彼は素晴らしいチームプレーヤーであり、同僚や仕事に対する姿勢は素晴らしく、誰からも好かれ、尊敬されている」

「共に過ごした時間は終わりを告げる事になるが、残りのシーズンも全力を尽くしてくれることだろう」

「コックピットの内外を問わず、彼の将来の成功を祈っている」

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