FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦オースティン決勝の表彰台copyright TOYOTA MOTOR CORPORATION

WECオースティン決勝:トヨタ、レベリオンに為す術なく「優勝のチャンスはなかった」と中嶋一貴

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2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦ローン・スター・ル・マンの決勝が2月23日に米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で6時間に渡って行われ、レベリオン・レーシングの1号車(ブルーノ・セナ、グスタボ・メネゼス、ノルマン・ナト)がポール・トゥ・ウインを達成。今季2勝目を飾った。

トヨタ勢はTS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー)がレベリオン1号車から51.524秒差の2位でフィニッシュし、ドライバーズ選手権で首位を走る7号車との差を縮めた。最大値のサクセス・ハンデを負った7号車(マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)は2周遅れの3位表彰台を獲得し、選手権での首位の座を5ポイントリードで守った。

FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦オースティン決勝の表彰台の上で握手を交わす中嶋一貴と小林可夢偉

2位でチェッカーを受けた8号車の中嶋一貴は次のように述べ、優勝のチャンスは一切なかったと明かした。

「タフなレースでした。首位を行くレベリオンから大きく離されることはありませんでしたが、彼らは勝てるだけの速さを持っていました。ミス無くレースを戦って勝利を挙げたレベリオンを祝福したいと思います。純粋な速さという点では、我々に勝つチャンスはなかったと思います」

7号車の小林可夢偉は「サクセス・ハンディキャップを考慮すれば、3位というのは最良の結果だと思います。全力を尽くしましたが、勝利を争うチャンスがなかったのは残念です」とレースを振り返った。

チームランキングで首位に立つTOYOTA GAZOO Racingは、2位レベリオン・レーシングとの差が33ポイントにまで縮まった形となった。シーズンは残り3戦。タイトル戦の行方に注目が集まる。

FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦オースティン決勝レース

雲に覆われた空と強風が吹く中、6時間の決勝レースは正午にスタート。最前列2番手グリッドの7号車ホセ・マリア・ロペスは、ハンデ上有利に立つ3番手グリッドの8号車セバスチャン・ブエミに1周目で先行を許し、3位へと後退した。

2位へとポジションを上げた8号車は、ポールポジションのレベリオン1号車に離されぬよう懸命にプッシュ。首位と30秒差で走行していたスタートから90分後にブレンドン・ハートレーへとドライバー交代を行い、その後方40秒の位置を走っていた7号車は同じタイミングでマイク・コンウェイへとステアリングを引き継いだ。

素早いピット作業で首位との差を20秒まで詰めた8号車は、COTAで過去3勝の経験を持つブレンドン・ハートレーの好走もあって、給油後も素晴らしいラップタイムで周回を重ねてトップとのギャップを維持。レース折り返しを過ぎたところで8号車は中嶋一貴へ、7号車は小林可夢偉へとドライバーチェンジを行った。

メカニックと健闘を称えるトヨタの中嶋一貴、FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦オースティン決勝にて

サクセス・ハンデが重くのしかかり首位との差を縮める事が難しい状況の中、8号車は最小限のタイムロスで最後のスティントを担当するブレンドン・ハートレーへと交代。この時点で1周遅れとなっていた7号車も小林可夢偉からホセ・マリア・ロペスへと最後のバトンを渡し、トヨタはダブルポディウムという結果でシーズン第5戦を終えた。

チームはこのままアメリカに留まり、3月20日にフロリダで行われるWEC第6戦セブリング1000マイルレースに挑む。

WECオースティン6時間 LMP1決勝結果

順位 No. ドライバー チーム 周回 ギャップ
1 1 ブルーノ・セナ
グスタボ・メネゼス
ノルマン・ナト
レベリオン・レーシング/
レベリオンR13・ギブソン
189
2 8 セバスチャン・ブエミ
中嶋一貴
ブレンドン・ハートレー
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
189 51.524
3 7 マイク・コンウェイ
小林可夢偉
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
187 2 Laps