2018/19スーパーシーズン上海6時間の表彰台に上がったTOYOTA GAZOO Racingの面々copyright TOYOTA MOTOR CORPORATION

WEC上海6時間決勝:赤旗満載…トヨタ7号車が2連勝、表彰台にはアロンソとバトンの旧マクラーレン・ホンダの二人

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WEC世界耐久選手権 第5戦上海6時間レースの決勝が18日(日)に上海インターナショナル・サーキットで行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車がポール・トゥ・ウインを飾り2連勝。8号車が2位に続き、前戦富士に続いてトヨタが2戦連続での1-2フィニッシュを果たした。

今回の優勝によって7号車の小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペスは、ドライバーズタイトルをリードする8号車との差を5ポイントに縮小。トヨタ・ガズー・レーシングはチームランキングでライバルチームとの差を28ポイントに拡大した。

「チームが素晴らしい仕事をしてくれましたし、マイクとホセもよくやりました。再び勝てて本当に嬉しいです」と可夢偉。喜びを爆発させた。「僕のスティントはとてもハードでした。セーフティカーの導入で多くの他カテゴリーの車両が僕の前に入ってしまい、強い雨の中で視界も最悪でした」

「とにかくリスクを最小限にするよう集中し、再度セーフティカーが導入されることを見越して、着実に他カテゴリーの車両をパスしていきました。実際その直後にセーフティカーが導入された時にはトップに立っており、その後は後続とのギャップを維持することに専念できました」

雨の上海インターナショナル・サーキットを走るトヨタ TS050 HYBRID、2018WEC第5戦

惜しくも優勝を逃した8号車のアロンソは「悪天候にヘビーウェット、それにセーフティカーに翻弄されたレースだった。天候が悪いレースってのは視界は悪いし、毎回本当に厳しい争いになる。8号車は好調で速さがあったし、僕らはベストを尽くした。優勝を狙えただけに残念だけど、次回また挑戦するよ」と語った。

3位表彰台にはSMPレーシング11号車のヴィタリー・ペトロフ/ミカエル・アレシン/ジェンソン・バトン組。マクラーレン・ホンダ時代のチームメイトが揃って上海のポディウムに上がる事となった。アロンソとバトンが二人揃って表彰台に上がったのは2015年のブラジルGP以来。当時はスタッフの目を盗み”ふざけて”表彰台に上がっただけであったが、今回はリザルトに基づいて正々堂々と登壇した。

WEC上海6時間の表彰台の上でシャンパンファイトを行うトヨタとSMPレーシングのドライバー達

朝から降り続いた雨の影響で、レースは現地時間11時にセーフティカー先導でスタートしたものの、悪天候のためすぐに赤旗中断。1時間10分が経過したところでグリーンフラッグが振られ再開すると、首位を走っていた7号車ロペスが僅かにコースオフした隙を突き、8号車ブエミが首位に浮上。だが、コンディションは再び悪化し2度目の赤旗となった。

2時間後に再度セーフティカー先導でレースが再開すると、2台のTS050 HYBRIDはピットイン。7号車は可夢偉、8号車はアロンソへとドライバーチェンジを行った。ピット戦略の違いで8号車は一旦順位を落とすも、アロンソは周回遅れのGTカーをかいくぐりつつレベリオン1号車を猛追し首位を奪取。ピット作業でのタイムロスによって4位に後退していた7号車の可夢偉も、ジェンソン・バトンが駆るSMP11号車とのバトルを制し2位へと浮上した。

2018/19スーパーシーズンWEC第5戦上海6時間決勝レースの模様

残り2時間のところで、ストレート上でのアクシデントによりまたもセーフティカー。残り70分のところでトヨタは2台をピットインさせ、7号車はコンウェイ、8号車は中嶋へと最後のドライバーチェンジ。中嶋はプッシュを続け首位7号車との差を縮めていくと共に、ファステストラップを記録した。

だが終盤30分のところで天候が三度悪化。クラッシュによってまたもセーフティカーがコースに入り、残り7分弱で再開。結局コンウェイの駆る7号車が1.419秒差で逃げ切り今季2勝目。8号車が2位でチェッカーを受け、トヨタは今季4度目の1-2フィニッシュを果たした。

2018年のWECシリーズ戦は上海を以て終了。冬のインターバルを経て、次戦は3月15日(金)に米国フロリダ州セブリングで1000マイル(約1600km)レースが行われる。

WEC上海6時間 LMP1決勝結果

順位 ドライバー チーム 周回 トップとの差
1 #7
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
小林可夢偉
マイク・コンウェイ
ホセ・マリア・ロペス
113
2 #8
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
中嶋一貴
セバスチャン・ブエミ
フェルナンド・アロンソ
113 1.419
3 #11
SMPレーシング/
BRエンジニアリングBR1・AER
ヴィタリー・ペトロフ
ミカエル・アレシン
ジェンソン・バトン
112 1 Lap
4 #1
レベリオン・レーシング/
レベリオンR13・ギブソン
アンドレ・ロッテラー
ニール・ジャニ
ブルーノ・セナ
112 1 Lap
5 #3
レベリオン・レーシング/
レベリオンR13・ギブソン
トーマス・ローレン
マティアス・ベシェ
グスタボ・メネゼス
110 3 Laps
6 #10
ドラゴンスピード/
BRエンジニアリングBR1・ギブソン
ベン・ハンリー
ジェームス・アレン
レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
110 3 Laps