ルマン24 決勝21時間経過:3時間を残してトヨタ7号車が後続に2分差のギャップでリード

トヨタ TS050 HYBRID、2019年ル・マン24時間レースにてcopyright TOYOTA MOTOR CORPORATION

いよいよ後3時間。第87回ル・マン24時間レースは日曜日の正午を迎えた。マイナートラブルこそあれど、走行不能になるなどの大きなアクシデントに見舞われる事なく、TOYOTA GAZOO Racingの2台は高い信頼性を発揮し、TS050 HYBRID 7号車が快調なペースで首位を走行。2番手に続く8号車とのギャップを2分以上に広げている。

7号車はスタートから19時間40分ほどが過ぎたところで、マイク・コンウェイから小林可夢偉へとドライバーチェンジ。8号車は残り3時間50分で、セバスチャン・ブエミから交代したフェルナンド・アロンソがコースインした。

20時間半が経過したところで、ニック・デ・ブリーズが駆るRacing Team Nederland29号車がインディアナポリスでクラッシュ。その後、LM GTE-Proクラス2番手を走行していたコルベット63号車がポルシェカーブでスピンと、残り3時間とは言え、気の抜けないレースが続いている。

21時間に渡って走り続けて同一周回のトヨタ勢。予定外のピットストップ1回で順位が入れ替わる可能性があり、どちらにも勝利のチャンスが残されている。3番手を走るSMPレーシング11号車とのギャップは5周と大きいが「最後の最後まで何が起こるか分からないのがル・マン24時間というレース」とTOYOTA GAZOO Racing。最後まで一瞬たりとも気を緩めることなく戦い続けると誓った。

LMP2クラスのトップは引き続きシグナテック・アルピーヌ36号車がキープ。LM GTE-Proクラスの首位はコルベットからAFコルセ51号車へとチェンジし、LM GTE-Amクラスは変わらずキーティング・モータースポーツ85号車が首位を走行している。

ルマン24時間 テレビ放送・ネット配信

ルマン24時間 決勝21時間経過LMP1暫定順位

順位 No. ドライバー チーム 周回 Gap
1 7 小林可夢偉
マイク・コンウェイ
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
334
2 8 中嶋一貴
セバスチャン・ブエミ
フェルナンド・アロンソ
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
334 2:12.593
3 11 ヴィタリー・ペトロフ
ミカエル・アレシン
ストフェル・バンドーン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
329 5 Laps
4 1 ニール・ジャニ
アンドレ・ロッテラー
ブルーノ・セナ
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
325 9 Laps
5 3 トーマス・ローラン
ナタナエル・ベルトン
グスタボ・メネゼス
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
319 15 Laps
17 ステファン・サラザン
イゴール・オルトツェフ
セルゲイ・シロトキン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
163 リタイア
4 トム・ディルマン
オリバー・ウェッブ
パオロ・ルバーティ
バイコレス・レーシング・チーム
エンソ・CLM P1/01・ギブソン
163 リタイア
10 ヘンリク・ヘドマン
ベン・ハンリー
レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
ドラゴンスピード
BRエンジニアリングBR1・ギブソン
76 リタイア

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