レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1アメリカGP木曜記者会見にて
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フェルスタッペン、批判に反撃「ハミルトンの発言は無礼で馬鹿げている」

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、前戦メキシコGPでの批判に反撃。ルイス・ハミルトンの発言は「馬鹿げており」かつ「失礼」だと非難した。

先週行われたメキシコでのレースでフェルスタッペンは、黄旗での減速無視によってポールポジションを剥奪され、4番グリッドからスタート。オープニングラップでハミルトンと接触し、その4周後にはバルテリ・ボッタスとも接触した。その結果、パンクによって最後尾に転落。エルマノス・ロドリゲス・サーキットでの3連勝のチャンスをドブに捨てる結果となった。

レース後のトップ3会見では、優勝したハミルトンがフェルスタッペンとの一件について質問され「マックスは分別がなく危険」との考えを示し、2位表彰台に上がったセバスチャン・ベッテルも「完全に同意」と、ハミルトンの意見に賛同を示した。

「僕に言わせれば、それは単に彼らが僕に注目してるってだけの事さ」とフェルスタッペン。31日にCOTAで開催されたF1アメリカGPの木曜記者会見でメディアからの質問に答えた。「それに、話のネタにされるって事はポジティブな事さ。だって、それだけ彼らの中での僕の存在感が大きいって事だからね。僕はドライビングに集中するだけさ」

批判は「ポジティブな事」と語る一方でフェルスタッペンは、ハミルトンのコメントは「無礼」だと批判。自身のレースに対する想いとスタンスを明らかにすることで、ハミルトンの批判に反撃した。

「あれはちょっと馬鹿げたコメントだね。僕は常にハードに戦うレーサーだけど、同時にフェアだと思ってる。僕は彼らの発言が正しいとは考えていない」

「もちろん、誰かをからかうのは簡単な事さ。でも僕はそんな事する必要ないし、記者会見という場で他人を貶めるような事をしたくはない。それに少し失礼だよ。僕はコース上で戦う方が好きだな。ハードにね。それとも、彼らは僕に自宅にいて欲しいっていうのかね?」

「僕は彼らとバトルしたいって思ってる。だって僕らはそのためにここにいるんだから。僕らはレーサーであり、F1ドライバーなんだ。僕らは世界最高峰の舞台に立っていると思ってるし、勝利するためにこそ戦ってるんだ。僕はそういう事に命を懸けてる」

一方、COTAに到着したハミルトンはメキシコGPでの発言について「僕としては、それがいかなる意味であれ無礼だとは思ってない。シナリオを説明したまでさ」と語った。ハミルトンは今週末のリザルト次第で、6度目のドライバーズチャンピオンを決める可能性がある。

サマーブレイク後以降、フェルスタッペンは困難な時期を過ごしており、未だシーズン3勝目を手に入れる事が出来ずにいる。前半戦終了時はドライバーズ選手権2位獲得も現実的かと思われたが、残り3レースを残して、シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルのフェラーリ組にも遅れを取り、5位に甘んじている。

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