
100人対フェルスタッペン、勝つのは誰だ? 最後尾から4度のF1王者が挑む異例のカートレース「Max vs 100」開催
レッドブル・レーシングは2026年8月25日、マックス・フェルスタッペンが100人のドライバーを相手に最後尾から追い上げるゴーカートレース「Max vs 100」を9月16日(水)にシルバーストン・サーキットで開催すると発表し、その模様をDisney+とESPNアプリで生配信すると明らかにした。
フェルスタッペンの相手は、レッドブルのアスリートや著名人、コンテンツ・クリエイター、世界各地から招かれた一般ファンまでさまざまだ。このイベントは、一つの問いを全ての参加者に投げかける。
「もし自分に有利な条件がそろっていたら、マックス・フェルスタッペンに勝てるのか?」
シルバーストンに特設コース
Courtesy Of Red Bull Content Pool
多数の参加者がカートで一斉にコーナーを駆け抜ける「Max vs 100」のシェイクダウン風景、2026年7月22日(水) シルバーストン
本イベントで使用されるコースレイアウトは、今回レースディレクターを務めるフランス人レーシングドライバーのダビド・テリアンが、この一戦のために設計した。テリアンはカート・デザイナーであり、ユース・カートの世界王者でもある。
「100人のドライバーが同時に走るコースを作るというのは、これまで誰もやったことがないし、見たこともない。だから非常に刺激的だ。マックス・フェルスタッペンが全員を追いかけるとなれば、参加するすべてのドライバーにとって一生に一度の経験になると思う」とテリアンは語る。
「マックスは前方のトラフィックの状況を踏まえたうえで、どこで抜けるかを考えて準備をし、可能な限り速い速度で切り抜けていくことになるだろう。前を走るドライバーたちに逃げられたくないからだ。マックスは、そうした技術の全てを披露することになる」
レース本番に向けては、コースレイアウトのシェイクダウン・テストが行われており、テリアンとテスト・ドライバーのセバスチャン・ジョブが走行した。
2度のiRacing世界王者としてレッドブル・シムレーシングに所属するジョブは、決められた時間内に100台を抜き切ることの難しさを、実際に走った感触からこう指摘する。
「100台を追い抜くのは、ものすごく難しいと思う。今日は50台でやったけど、それですら決められた時間内にやり遂げるのは大変だった。彼を待っているのは相当な難題だ」
カートは原点、フェルスタッペン100人抜きへ
Courtesy Of Red Bull Content Pool
カートで他の参加者と競り合うセバスチャン・ジョブ、2026年7月22日(水) イベント「Max vs 100」のための新コースのシェイクダウン(シルバーストン)
多くのF1世界王者と同じように、フェルスタッペンもまた、わずか4歳でカート競技を始め、7歳の時点で選手権に参戦。ベルギーとオランダで圧倒的な強さを見せた後、世界タイトルとヨーロッパタイトルを次々に獲得。2013年の目覚ましいシーズンを経て、F1への道を進んだ。
「ゴーカートでは、スタート、ディフェンス、オーバーテイクといった基本をすべて学ぶ。もちろん僕は人生の長い時間をゴーカートに費やしてきたから、そこに戻るのはいつだっていいものだ」とフェルスタッペンは語る。
「大事なのはゴーカートのグリップを理解すること。何年もやってきたから、かなり自然に感覚を取り戻せる。僕としては、目の前でどんな大混乱が繰り広げられるのかを見るのが楽しみだよ」
Disney+生配信、相手との直接交信も
中継にはゲームを思わせるグラフィックとドローンによる映像が用いられ、レースデータや各種情報も画面上に表示される。
さらに、フェルスタッペンがレース中に競争相手と直接交信できるというユニークな仕組みも用意されており、レースの展開を左右するやり取りが中継の一部として公開される。
この一戦は、9月11~13日にかけて行われる第14戦スペインGPと、9月25~27日の第15戦アゼルバイジャンGPの間にあたる9月16日(水)に行われる。
中継はDisney+で世界各地に生配信されるほか、米国ではESPN Unlimitedの加入者向けにESPNアプリでも配信され、同日中にESPN2で録画放送が行われる。配信の提供状況は地域によって異なる場合があるされており、日本での配信予定については現時点で明らかになっていない。