パルクフェルメでオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と交流するマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年8月24日(土) F1オランダGP予選(ザントフォールト・サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

勧誘続けるウォルフにドアを開くフェルスタッペン「何も悪いことはない」今夏会談については”曖昧返答”

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2番手を刻んだF1オランダGP予選を経てマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、自身の引き抜きを狙うメルセデスのトト・ウォルフ代表からの絶え間ないアプローチについて「何も悪いことはない」と述べ、拒絶しなかった。

予選の前日にウォルフは、2025年に向けた移籍の可能性を探るべく、フェルスタッペンのマネジメントを務める父親のヨス及びレイモンド・ファルムーレンと今夏に話し合いの場を持ったことを明らかにした

ランド・ノリス(マクラーレン)と並ぶ最前列を獲得した土曜の予選を経てフェルスタッペンは、ウォルフとの会談について問われると「どの話し合いのこと?」と答え、自身も参加したのか?と追求されると「覚えていない」と返した。

そして、自身についての話を止めてウォルフは前に進むべきか?と尋ねられると「いや、誰もが自分の言いたいことを言う権利があると思う」と答え、その必要性を否定した。

「トトとは本当に良い関係を築いている。彼は自分のチーム内で何が起きているのかということについて本当にオープンだと思う。ドライバーラインナップや他のことについてもね。だから何も悪いことはない」

「僕としては同時に、自分の仕事に集中している。やるべきことがたくさんあるから、それに集中するだけだよ」

フェラーリ移籍のルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスは、ひとまずフェルスタッペンの獲得を諦め、ジュニアドライバーのアンドレア・キミ・アントネッリを起用する見通しで、オランダGPの翌週末に控えるイタリアGPでの正式発表が予想されている。

しかしながらそれは、ウォルフが2026年以降に向けてフェルスタッペンの獲得を断念したことを意味するわけではない。

「2026年以降に向けて(2025年の)ラインナップが続いていけばと思うが、それはマックスが2026年以降、我々とともにいる可能性を閉ざすものではない。我々も彼と同じように、あらゆる選択肢を残しておきたいからだ」とウォルフは語った。

「なんとなくだが、(メルセデスとフェルスタッペンの道が交わる)予感がする。それがいつになるかは分からない。26年なのか、3年後なのか、まだ分からないがね」

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