ストフェル・バンドーン、2022年
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

アストンマーチンF1、ストフェル・バンドーンを2023年テスト兼リザーブに起用

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アストンマーチンF1チームは11月1日(火)、ストフェル・バンドーンと2023年のテスト兼リザーブドライバー契約を結んだ事を明らかにした。

30歳のベルギー人ドライバーはブラジル出身のフェリペ・ドルゴヴィッチと共に、フェルナンド・アロンソ及びランス・ストロールの代役として備える他、英国シルバーストンの本拠地でシミュレーター作業及び開発プログラムに取り組む。

「信じられないほどエキサイティングだ。アストンマーチンのリザーブを務められる事を嬉しく思う」とバンドーン。

「このチームが発展、拡大する様を僕はすごく興味深く見守ってきた。あらゆる分野での前進は途方もない決意の表れだ」

「F1キャリアで顔なじみのフェルナンド、そしてランスと共に、来年のマシンの開発を手伝えるなんて最高の仕事だ」

「シルバーストンの皆と共に働く事を本当に楽しみにしている」

バンドーンは2015年に11勝を上げてGP2タイトルを獲得すると、スーパーフォーミュラを経て2016年のバーレーンGPでアロンソの代役としてF1デビューを果たした。

2017年から18年にかけてマクラーレン・ホンダからフル参戦すると、2019年にフォーミュラEに転向。メルセデスのリザーブドライバーを務めつつ、2021/2022年にはワールドチャンピオンを獲得した。

メルセデスの撤退に伴い、来季はDSペンスキー・チームへと移籍することが決まっており、ディフェンディング・チャンピオンとしてシーズンに臨む傍ら、アストンの仕事を兼務する。

バンドーンについてチーム代表を務めるマイク・クラックは「速く分析的で、勤勉かつ素晴らしいチームプレーヤー」であるとして、「求められる全ての才能を備えた」ドライバーだと評した。