角田裕毅、ガスリーすら苦しむ中で2戦連続Q3「まだチームメイトとの差を縮めなきゃならないけど凄く満足」
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は10月24日(日)のF1アメリカGP予選で10番手タイムを刻み、前戦トルコGPに続く2戦連続、今季5度目のQ3進出を果たした。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのAT02は酷いオーバーステアを抱え、3度目のUSグランプリを迎えたエースのピエール・ガスリーですらトップ10に入れ込む事が難しい状況が続いていた。
だが、COTA未経験の日本人ルーキーはソフトタイヤでのQ2最終ラップでエステバン・オコン(アルピーヌ)を蹴落とし10番手でQ3へ。最終ラウンドでも自己ベストを伸ばし、ガスリーにジャスト0.8秒差の10番手でクルマを降りた。
チームは2日目に向けてセットアップを変更した。テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「今日はクルマの挙動が格段に向上した」として、クルマに加えた変更が上手く機能したとの考えを示した。
差を縮めなきゃならないけど凄く満足
角田裕毅
予選: 10位 1分34秒918 / FP3: 18位 1分36秒572
特にFP3からステップアップする事ができましたし、今日の結果には凄く満足しています。
初日のセッションでのペースを見る限り、Q2突破も難しいと思っていましたので、全体として良い1日になったと思います。
オースティンのコースを走るのは今回が初めてだったので、今週末はとにかく前進し、ペースを上げていく必要がありました。
まだまだチームメイトとの差を縮めなければならないですし、改善できる点もありますが、とりあえずトップ10からスタートできる事になって良かったです。
週末を通じてチームがクルマにかなりの変更を加えてくれた事が大きな助けになりました。エンジニアやメカニックの皆に心から感謝したいと思います。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)という結果となった。
2021年 F1アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月25日(月)4時にスタート。1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。