レーシングポイントのランス・ストロールに仕掛けるアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1イギリスGP決勝レースにてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

アルファタウリ・ホンダ︰ガスリーが”痺れる走り”で跳馬攻略し7位入賞!事故のクビアトはパンクか

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F1第4戦イギリスGP決勝レースに挑んだアルファタウリ・ホンダは、ダニール・クビアトがリヤタイヤのパンクと思われる原因によってクラッシュを喫しリタイヤに終わった一方、11番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは殊勲の7位入賞を飾った。

ガスリーは12周目までポジションをキープした後、ハードタイヤに履き替えるためにピットイン。2つポジションを落として14番手に後退するも、38周目に痺れるようなオーバーテイクでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を交わして入賞圏内に。残り4周では、果敢な攻めの走りを披露してランス・ストロール(レーシングポイント)を追い抜き7位フィニッシュを果たした。いずれもタイヤ的なアドバンテージがあったわけではなく、純粋な真っ向勝負での追い抜きだった。

Pos Driver Team Laps Time PTS
6 エステバン・オコン ルノー 52 +26.937s 8
7 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 52 +31.188s 6
8 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 52 +32.670s 4
NC ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 11 DNF 0

ガスリーとは対照的に、クビアトは11周目にマゴッツからベケッツへと続く超高速コーナーでコントロールを失いバリアに激突。リタイヤを喫した。

クビアトは事故の直後に無線で謝罪の言葉を口にしたが、フランツ・トスト代表は「詳細な調査が必要だが、リアのパンクチャーが原因ではないかと踏んでいる。いずれにせよ、無傷で何より。それが一番重要だ。ペースが良かったから、彼もポイントを獲得した可能性があっただけに非常に残念ではあるがね」と述べ、ドライビングエラーではない可能性に言及した。

目立った弱点のないAT01に対して、ファエンツァのチームは今回、幾つかの新しいパーツとセットアップアイテムを持ち込み、これを上手く機能させて結果につなげてみせた。テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「アップデートの成果を証明する結果だ。来週、更にパフォーマンスを引き出すべく、これから数日間をかけてデータを分析する」と次戦を見据えた。

アルファタウリ・ホンダ:F1イギリスGP決勝

ピエール・ガスリー決勝: 7位, グリッド: 11番手

7位だなんて本当にファンタスティックな結果だ!すごく力強いレースができた。僕にとって過去最高のレースの一つだったと言えると思う。予想以上のリザルトだよ。ポイント獲得の可能性があるとは思っていたけど、最初のセーフティカーのタイミングが不利に働いたことで、一時は厳しい状況に見舞われてしまった。

その時点で僕は12番手を走っていたと思うんだけど、集団の中を駆け抜けなきゃならない状況だった。タフな戦いだったけど、同時に楽しくもあった。ベッテル(フェラーリ)、ストロール(レーシングポイント)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)とのバトルは本当に素晴らしかった。

セバスチャン(ベッテル)を追うのに手こずったけど、オーバーテイクのチャンスが一度だけあったから、一撃で決めなきゃって覚悟を決めた。フェラーリをアウト側から追い抜くなんて滅多にあるもんじゃないから、心から楽しんだよ!

マシンの感触は良かったし、改善すべき箇所がどこかも分かっているから、次戦以降も更に前進していきたい。

ダニール・クビアト決勝: DNF, グリッド: 19番手

僕のレースはあっという間に終わってしまったけど、かなり強い走りが出来ていたと思う。スタートはよく、ペースは本当に素晴らしかったから、何度もオーバーテイクして追い上げていくことができていた。

良い結果が残せそうだって思っていた矢先、ターン10で突然マシンのリアを失ってしまった。僕は普段から、まずは自分に責任があると考えるようにしているから自分のミスだと思ったんだけど、映像を見返したら僕のコントロールが及ばない所で何かが起きていたのが確認できた。正確な原因を特定するためにデータを洗いざらい分析しなきゃならない。

今日は大量にポイントが取れそうだったから本当にガッカリだけど、来週また頑張るよ。


8月2日(日)にシルバーストーン・サーキットで行われた2020年F1第4戦イギリスグランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がファイナルラップで左フロントタイヤをパンクさせながらも、5秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を振り切って優勝を飾った。3位表彰台にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が滑り込んだ。

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