F1イギリスGP予選を戦うトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボン
Courtesy Of Red Bull Content Pool

トロロッソ・ホンダ、ライバルを蹴落とし見事9番グリッド「入賞を目指す」F1イギリスGP《予選》

  • Published:

F1第10戦イギリスGP公式予選に挑んだトロロッソ・ホンダは、アレックス・アルボンが9番手を獲得した一方で、ダニール・クビアトはQ1敗退を喫し、17番手という結果に終わった。

ミッドフィールドは今回も激戦。10番手でQ2進出を果たしたダニエル・リカルドと、敗退組の最上位16番手ケビン・マグヌッセンとのギャップは僅かに0.234秒。クビアトは1000分の72秒という僅差でノックアウトした。

Q2へと進出したアルボンは、1セット目でノックアウトゾーンに沈むも、最終アタックで自己ベストを更新。100分の8秒差でアントニオ・ジョビナッツィを蹴落としQ2突破を果たすと、Q3ではニコ・ヒュルケンベルグを打ち破り9番グリッドを確保した。

まさに両極端な結果に終わったわけだが、テクニカルディレクターを務めるジョディ・エジントンは「リザルトには満足だが、ダニーがクルマのポテンシャルを最大限に引き出せなかった理由を探る必要がある。彼はそれまで堅実な速さを見せていた」と語り、クビアトが後方に沈んだ理由を突き止めると誓った。

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは「二人ともロングランペースが有望。ポイント獲得を目指したい」と語り、あくまでも目標は入賞だと主張した。

トロロッソ・ホンダ:F1イギリスGP予選

アレックス・アルボン予選: 9位, FP3: 10位

本当に嬉しいよ!今週末は常にトップ10圏内につけてきたけど、予選ではライバルが一段ギアを上げてくると思ってたからね。週末を通してマシンバランスがどんどん良くなっていって、最終的に全てがまとまってくれた。

このところタフなレースが続いていただけに、またQ3に戻ってこれて本当に嬉しい。マシンの仕上がりにはかなり満足しているし、このサーキットが大好きだよ。今週末は終始クルマの感触が良かったんだけど、路面のグリップ力が上がるにつれて、クルマからもっと多くのパフォーマンスを引き出す事が出来た。

昨日の2回目のフリー走行でのレースペースは良かったし、タイヤに関しても自信があるから、明日のレースが本当に楽しみだよ!

ダニール・クビアト予選: 17位, FP3: 13位

クルマを良い状態に仕上げ切れず、バランスにあまり満足できていなかった。今週末はリズムを掴めていないから、明日の決勝に向けて何が問題だったのかを分析しなきゃならない。FP3では一瞬だけ改善したようにみえたけど、予選でのクルマは僕が思い描くような動きをしてくれなかった。今日みたいに中団が僅差な時は、たった0.1秒程度てもQ1敗退を喫してしまう事になる。


ポールポジションはバルテリ・ボッタス。2番手にルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが最前列を独占した。3番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。

2019年F1イギリスグランプリ決勝レースは、日本時間14日(日)22時10分から行われ、1周5891mのシルバーストン・サーキットを52周する事で勝敗を決する。

F1イギリスGP特集