ピエール・ガスリー、6戦ぶりのQ2敗退「残りの週末はかなり厳しい」パルクフェルメが響くと予想
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、7月16日(金)に行われた2021 F1第10戦イギリスGP初日プラクティスで11番手を記録すると、直後に行われた公式予選でクリーンナップを走りながらも12番手に終わり、6戦ぶりにQ2敗退を喫した。
シルバーストン・サーキットでのAT02はソフトタイヤでの競争力が不足していた。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ミディアムでのパフォーマンスは期待に沿うものだったとしながらも「ソフトで予想以上に苦労したため、予選に向けてデータを分析した上で幾つかクルマに調整を加えたものの、パルクフェルメまでの時間が通常よりも少なかった事で、いつものようにチューニングする事は叶わなかった」と説明した。
ガスリーのパフォーマンスについては「クリーンラップであったもののペースが上がらなかった。苦戦の理由は明確に分かっておらず、原因を突き止める必要がある」と指摘した。
予選を経た事でクルマは既にパルクフェルメ下にある。空力やパワーユニットは勿論、サスペンションに変更を加える事はできず、ガスリーは残りの週末での苦戦を覚悟している。
残りの週末はかなり厳しい
ピエール・ガスリー予選: 12位 / FP1: 11位
今日はFP1の段階から、いつもより遥かにマシンバランスに苦戦していた。予選に向けて幾つかクルマに変更を加えたんだけど十分じゃなかった。
Q2のラップには満足してるけど、あまりにも僅差の状況だったから、コントロールラインを越えた段階でQ2突破に必要なタイムに足りていない事は分かってた。
この後はマシンに変更を加える事が出来ないから残りの週末はかなり厳しいものになると覚悟してる。
スプリント予選と日曜の決勝レースに向けてタイヤへの理解を深める事ができる時間はFP2しか残されていないけど、いつも通り全力で戦うつもりだ。いつもとは異なるフォーマットだし、何が起こるかは誰にも分からない。諦めるつもりはない。
FP1を経て行われた初日予選でトップに立ち、スプリント予選の最前列1番グリッドを手にしたのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.075秒差で退けた。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。
変則フォーマットのF1イギリスGPの2日目は、FP2が日本時間7月17日(土)20時から、17周で競われるスプリント予選レースが同24時30分からシルバーストン・サーキットで開催される。