角田裕毅インタビュー動画:目標は「表彰台」…レッドブルF1によるホンダPU継承・アルファタウリ新車「AT02」語る
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が自身初のファッションショー、F1デビューシーズンの目標、装い新たとなった新車への印象、シーズンの目標、レッドブルによるホンダF1パワーユニット引き継ぎ等について語った。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でファンや関係者を集める事は叶わなかったものの、2月15日にオーストリアのザルツブルクでイベントが行われ、ファッションブランドとしての「AlphaTauri」の秋冬コレクションと共に2021年型F1マシン「AT02」が発表された。
ファッションショーは角田裕毅にとって初体験だった。プロのモデルと一緒に撮影に臨み、カメラの前でポーズを決めた。曰く「凄く楽しんだ」との事。ネイビーが占める割合が増えた車両の新たなリバリーとレーシングスーツには好感触のようで、ドライブが楽しみと語った。
ジュニアカテゴリーからトップフォーミュラへとステップアップして最も驚いたのはメディアからの注目度だという。チーム代表のフランツ・トストからは「ユウキらしく自分らしくシーズンを送るように」とのアドバイスをもらったそうだ。世界最高峰フォーミュラでのデビュー、マックス・フェルスタッペンを見出したヘルムート・マルコのイチオシという事もあり、日本だけでなく海外メディアも熱い視線を注ぐ。
全23戦から成る2021年シーズン。3月28日のバーレーンでの開幕戦を前に「今はバーレンテストでの1コーナーのブレーキングしか考えていない」と述べ、目標は特に設定していないとしたが、強いて言えば「表彰台に上がりたい」と具体的なターゲットを口にした。
チームメイトとなるピエール・ガスリーとは、2018年12月のホンダサンクスデーで初めて顔を合わせた。角田裕毅はガスリーについて「ピエール選手は本当に速い」とし、自身としては「ルーキーらしくミスを恐れずに最初から攻めていきたい」と述べ、対抗心を伺わせた。
角田裕毅を支援し続けていたホンダは、今シーズン末を以てF1から撤退する。ただしホンダのパワーユニット技術は2022年以降もF1に残る。レッドブルは新会社「Red Bull Powertrains」を設立。ホンダの知的財産権を借り受け、来季以降もホンダ製パワーユニットを継続搭載する。
この点について角田裕毅は「ホンダにとってもレッドブルにとっても素晴らしい事で、将来的に良い方向に進むと思う」と述べ、フィードバックという形で開発に貢献し、少しでもその手伝いができれば…と付け加えた。