2021年3月28日、F1バーレーンGP決勝当時のアルファタウリ・ホンダの角田裕毅Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅、F1デビュー戦9位は「インパクトが薄く最低限の結果」と厳しい自己評価…次戦イモラでは「トップ5に食い込みたい」

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2021年シーズンのF1開幕バーレーンGPを終えて、Honda Racing F1より角田裕毅のインタビューを収録した5分34秒の動画が公開された。

バーレーンでのF1デビュー戦を終えたばかりの角田裕毅が週末を振り返り、反省点や収穫、次戦以降の目標、日本のファンへのメッセージなどについて語った。

デビュー戦での9位入賞について角田裕毅は、ポイントが獲れて「自信が付いた」「ホッとした」とする一方で「最低限の結果」と自己評価。「悔しい」「もう少しデビューでインパクトを与えたかった」と苦笑いを浮かべた。

レース序盤に順位を落として巻き返しのレースを強いられた事が本人としては一番納得できていないようで、9位と言う結果は当初掲げていた個人的目標には届かないものだったと付け加えた。

9位より上の目標とは…具体的にはどの位置を狙っていたのだろうか? 角田裕毅は、予選Q2の失敗を経てトップ7か8にターゲットを変更したと説明。それ以前に掲げていた目標への具体的な言及はなかったが、要はトップ6以上という事だろう。

レースではキミ・ライコネンやセバスチャン・ベッテルといった歴代王者を次々に抜き去るシーンが国際映像にも捉えられていたが、本人の中で一番印象的だったのは、憧れのフェルナンド・アロンソを交わした時だったという。

曰く「グッと」くるものがあったとの事。12~3年前に富士スピードウェイで初めて目にして以降、アロンソは一番のヒーローだったという。

角田裕毅は、自身が「一番上手い」と考えているアロンソをオーバーテイクした事で「初めてF1ドライバーとして走っているという実感が湧いた」と語った。

得意とするブレーキングに関しては「果敢に攻め自信を持って追い抜いていけた」として合格点を与えたが、F1では車速やバックミラーに映るマシン等、F2とは感覚が異なる部分があり「一発で仕留め切れない時があった」と述べ、今後の課題に挙げた。

F1ドライバーとして戦っていけるという確信は持てたか?との質問に対しては「そもそもそういう自信を持ってF1に来ている」と返答。この後のシーズンに向けて「経験の一つ一つを大事に、ミスを恐れずアグレッシブに攻めてライバルを打ち負かしていきたい」と誓った。

4月16-18日の次戦エミリア・ロマーニャGPはアルファタウリ・ホンダにとってのホームレースで、舞台となるイモラ・サーキットは角田裕毅がこれまでに何度か旧車でのF1テストに取り組んだ場所だ。

角田裕毅はイモラでの目標を「トップ5」に設定。これまでの反省点を活かして一つずつ改善しながら取り組んでいきたいと抱負を語った。念の為に説明しておくと、トップ5というのは、レッドブル・ホンダとメルセデスという別リーグの計4台を除いた中団チームにとって優勝に等しい順位だ。

日本のファンに対しては、期待をプレッシャーとして受け止めずファンと共に「悔しさや喜びを共有しながら戦っていきたい」として、今後も「応援よろしくお願いします」とのメッセージを送った。

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