スターティンググリッドにつく20台のF1マシン、2019年F1カナダGP決勝レースにて
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2020 F1トスカーナGP︰決勝スターティング・グリッド…降格ペナで一部並びが変動

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2020年シーズンのF1世界選手権第9戦トスカーナGP決勝レースの公式スターティンググリッドが、国際自動車連盟(FIA)より発表された。降格ペナルティの発生に伴い、予選順位とグリッドとの間に一部変動が生じた。

初日金曜のFP2では、ピットレーンからコース上に出てきたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が、ターン1にアプローチ中のキミ・ライコネン(アルファロメオ)に接触。デブリ回収のためにセッションは赤旗中断を強いられ、スチュワードはペレスに1グリッド降格ペナルティを科す裁定を下した

週末に先立っては、前戦イタリアGPをエンジントラブルでリタイヤしたハースのケビン・マグヌッセンが、今季3基目となるICE(内燃エンジン)の封を切り、ロマン・グロージャンにも新しいパワーユニット(PU)コンポーネントが投入されたが、いずれもレギュレーションで許可された基数に留まったため、グリッド降格の対象ではなかった。

また、2日目に向けてはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がギアボックスを新調しているが、パラボリカのクラッシュよって前戦モンツァをリタイヤしているため、こちらも罰則の対象外であった。

この結果、予選7番手につけたペレスが8番グリッドに降格となり、代わりに8番手につけていた僚友ランス・ストロールが7番グリッドに繰り上がる事となった。

ポールポジションはルイス・ハミルトン、2番グリッドにはバルテリ・ボッタスが並び、前戦イタリアGPと同じようにメルセデスが最前列を独占。2列目にはマックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンのレッドブル・ホンダ勢が並ぶ。トップ10、すなわちQ3進出組は全て中古のソフトタイヤでスタートする。

F1トスカーナGPスターティンググリッド

Pos No Driver Team Qualifying
1 44 L.ハミルトン メルセデス 1(-)
2 77 V.ボッタス メルセデス 2(-)
3 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 3(-)
4 23 A.アルボン レッドブル・ホンダ 4(-)
5 16 C.ルクレール フェラーリ 5(-)
6 18 L.ストロール レーシングポイント 7(+1)
7 11 S.ペレス レーシングポイント 6(-1)
8 3 D.リカルド ルノー 8(-)
9 55 C.サインツ マクラーレン・ルノー 9(-)
10 31 E.オコン ルノー 10(-)
11 4 L.ノリス マクラーレン・ルノー 11(-)
12 26 D.クビアト アルファタウリ・ホンダ 12(-)
13 7 K.ライコネン アルファロメオ 13(-)
14 5 S.ベッテル フェラーリ 14(-)
15 8 R.グロージャン ハース・フェラーリ 15(-)
16 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 16(-)
17 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 17(-)
18 63 J.ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 18(-)
19 6 N.ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 19(-)
20 20 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ 20(-)

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