タチアナ・カルデロン、AJフォイトから2022年インディカーに参戦
NTTインディカー・シリーズに参戦するAJフォイト・レーシングは1月17日、3台目のドライバーとして、全日本スーパーフォーミュラ選手権でお馴染みのタチアナ・カルデロンを起用した事を明らかにした。
28歳のコロンビア人女性ドライバーはダルトン・ケレットとルーキーのカイル・カークウッドをチームメイトとして11号車ROKiTシボレーをドライブする。
契約はロード及びストリートのみ。今季は12戦でステアリングを握る事になる。インディ500を含むオーバル担当ドライバーについてはまだ明らかにされていない。
カルデロンは契約発表に際して「11年前にアメリカでシングルシーターのキャリアをスタートさせて以来、インディカーは常に私にとっての目標でした。こうして夢が叶った事を嬉しく思います」と語った。
「セント・ピーターズバーグでの初戦が待ち切れません。簡単でない事は十分に承知していますが、このチャンスを最大限に活かしていきたいと思っています」
自動車ディーラーを営む家に生まれたカルデロンは9歳の時にカートを始め、女性として初めてコロンビア並びにアメリカのカート国内選手権で優勝を飾った。
2015~16年のMRFチャレンジ・フォーミュラ2000選手権でランキング2位を獲得すると、2016年から2018年にかけてGP3シリーズに参戦。2019年にはFIA-F2選手権にステップアップした。
2018年から2020年まではザウバーF1チーム(現アルファロメオ・レーシング)のテストドライバーを務めた。そして過去2年に渡ってスリーボンド・ドラゴコルセからスーパーフォーミュラに参戦する傍ら、リシャール・ミル・レーシングからFIA世界耐久選手権(WEC)でステアリングを握った。