ストロール、F1開幕戦「決勝プラクティス」で”未分類”。次戦中国GPに向け意味深な笑み

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アストンマーティン・ホンダにとって、2026年F1開幕戦オーストラリアGPは「レース」と呼ぶには語弊がある一戦となった。ランス・ストロールは、この日の走行を「僕らにとってはプラクティスみたいなものだった」と語った。

チームはプレシーズンテストから異常振動に端を発する深刻な信頼性トラブルに直面しており、その影響はオーストラリアGPの週末全体に及んだ。

予選では、ホンダが「ICE(内燃エンジン)側の問題」、チームが「車体のオイルライン損傷」と、それぞれ異なる説明を行うトラブルが発生。この影響でストロールは走行できず、週末を通じて107%ルールを一度も満たすことができなかった。

そのためチームは、異例のプレゼンによってスチュワードを説得。決勝出走の許可を取り付けると、年間3基までペナルティなしに使用可能なPU補助コンポーネント(PU-ANC)の2基目を投入し、ストロールは最後尾22番グリッドからスタートした。

ストロールのレースは、ポジション争いとは切り離された形で進んだ。4回ものピットストップを行いながら断続的に周回を重ね、最終的にトップから15周遅れでチェッカーを受けた。

だが、レースウィナーが走破した周回数の90%未満だったため、公式記録上は完走扱いとならず「未分類」として記録された。リタイヤではないが、順位もつかないという特殊な扱いだ。なおチームメイトのフェルナンド・アロンソは途中でリタイヤした。

この日の走行内容についてストロールは「とにかく周回を重ねてピットに戻った。その後は、今週末に抱えていた幾つかの問題を解決するために、いろいろなことを試した」と説明し、「少なくともコースに出て周回を重ねることはできた」と付け加えた。

さらに、チームとしてマシン面でアストンマーティンは前進できているのかと問われると、ストロールは意味深な笑みを浮かべながらこう答えた。

「それは中国で、より分かると思う」

不本意な結果だったのは確かだろう。だが、それでもストロールにとっては、断続的とはいえ43周の周回を重ねられたことは、少なからず励みになったはずだ。

何しろこれは、2回目のバーレーンテストや、オーストラリアGP決勝までに行われた今週末すべてのセッションの合計を上回る走行距離だったのだから。

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